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転生とらぶる
ペルソナ3
1991話
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在なのかもしれない。

「その辺の事情は後で話すよ」

 まさか、天田のいる前で、実は天田は山岸の護衛を任せる為の人材だ……という風に言える訳もない。
 そもそも、山岸の護衛に回すというのはあくまでも俺の予想にすぎない。
 実際には美鶴の方で……正確には桐条グループの方で何か別の事を考えている可能性もある。

「ふーん。……アクセルがそう言うって事は、信じてもいいのよね?」
「そこまで信頼されるのはどうかと思うけどな。ただ、天田の様子を見る限りでは、強引にとか、嫌々、とかそんな風に影時間に関わってる訳じゃないんだろ?」
「勿論です! 僕は自分の意思で決めました!」

 俺の言葉に、天田は一切躊躇せずにそう告げる。
 強引に関わらせるような真似をすれば、まずこのような態度にはならない。
 ……もっとも、強引とか嫌々ではなく、騙すとか洗脳とか、そっち方面から手を出しているのなら話は別だろうが。
 普通ならその辺りの心配はしなくてもいいんだが、幾月が関わっているとなると、その辺りの心配をしてしまうのは当然だ。
 そうだな、後で武治にその辺りをちょっと調べて貰うか。
 正確には、調べるのは武治ではなく、武治の部下なのだが。

「そんな訳で、天田はこれから私達と行動を共にする。タルタロスで会う事もあるだろうから、その時は少し気に掛けてやって欲しい」
「分かった。もし会ったらそうさせて貰うよ。よろしくな、天田」
「はい、よろしくお願いします。アルマー先輩達は、凄く強いと聞いてます。凄いですよね」

 こうして強いと聞かされた相手に憧れの視線を向ける辺り、小学生らしいと言えばらいしのか。

「わん!」
「……なるほど。それは少し意外ですね」

 ……ん?
 何か話し声が聞こえてきたかと思えば、アイギスとコロマルが少し離れた場所にいる。
 何だ? アイギスとコロマル。つまり、アンドロイドと犬。これはどういう組み合わせだ?
 そんな風に疑問を抱いたのは俺だけではなかったらしく、ここにいる殆どの者がそんなアイギスに視線を向けていた。
 そんな視線に気が付いたのだろう。アイギスはこちらに……俺に視線を向け、口を開く。

「刈り取る者の紹介はまだでしょうか?」
「……何?」

 何故、その名前がアイギスの口から出てくる?
 そもそも、刈り取る者という名前を知ってるのは、俺とゆかりだけの筈だ。
 ゆかりの方に視線を向けると、自分は喋っていないと首を横に振ってくる。
 そうなると、もしかしてどこかで盗聴の類でもしてたのか?

「何でその名前を知っている?」
「コロマルさんに教えて貰ったので」

 俺の言葉に、アイギスはあっさりとそう告げてくる。
 いや、しかし……コロマルに教えて貰った? 何がど
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