プロローグ終
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量が多くてコッテリになりすぎちゃうんで、サラダを多めに作りましょう!種類も2、3個ぐらい!どうせならドレッシングも自家製で行きたいですよね!あ、お客様の先輩に手伝わせてしまうのは申し訳ないんですけど、ドレッシングだけお願いしたいかなぁって。そっちの分野だと、本当にわたしはまだまだ先輩の足元にも及んでいませんから」
可愛い後輩に使う言葉じゃないんだろうけど、あえて言わせてもらう。
狂気を感じる。
「あ、でもスパイスに関しては任せてください。こう見えてわたし、最近結構勉強してるんですよ?いつか先輩に香辛料をふんだんに使った料理を食べさせてあげたいなぁなんて...って、やだわたし何言ってるんだろ。ううんじゃなくて、料理の話ですよね!カレーとサラダだけって少し味気がない気もするんですけど、でもやっぱり一般家庭ってそんな感じですよね!あ、そういえば先輩しってます?関西の方ではカレーに生卵を入れたりする風習があるみたいですよ?ありえない、って思うじゃないですか?これが案外いけるらしいんです。カレーにチーズ、なら定番なんですけど、先輩はカレーにアレンジとか加えるタイプですか?あ、でもやっぱり最初は普通に食べるのがベストだと思うんです!カレーて何日かにわけて食べるじゃないですか?だからこそ、初日はノーマルに食べて、二日目からいろいろ試せばいいと思うんです!あ、それとですね.........」
?気がつけば、俺の両耳はフリーになっていた。後ろを振り向く。
「ふんふん〜♪」
?俺の友人であり、今俺の足元で呪詛か何かを唱えている女の子の兄は、ヘッドフォンを装着し、先ほど持ってきたなにかをスリスリしていた。
後で絶対にしばく。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー足元で未だ呪詛を唱え続けている桜が収まり、食材を買いに行き、間桐邸で風呂に入り、晩御飯を頂き、桜を寝かしつける頃にはもう、丑三つ時になっていた。
「で、ずっと説明がなかったこれは一体なんだ」
?深夜2時の丑三つ時。
?やたらとテンションが高かった桜に付き合い、トランプやテレビゲームや人生ゲームなんかをめっきり5時間ほど体験している間ずっと傍らにあった、2つのヘルメットらしきもの。
?その説明を、ようやく受けれるような状況になっ
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