プロローグ終
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「ーーーーーーーーーーーーーそっか」
深いため息をつく。
いつしか周りの景色は花畑に変わっていた。
どこまで続く青い空。彼方まで生い茂る芝生や花。
風の音が妙にくすぐったくて。
あまりにも綺麗すぎて。
さっきまでの場所とはあまりにも違いすぎて。
ここは俺が立っていていい場所なのかと、背中が少しソワソワしてしまう。
「ーーーーーーーーーーーーーここに辿り着きたかったんだよな」
誰に向けてでもない言葉を漏らす。
「きっと辿り着く」
また、約束をする。
「だから、もうちょっとまってろよ」
誰かが頷いた気がした。
さぁ、そろそろ行こう。
「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーなかなか勇気のある小僧ではないか」
物事に干渉するのが大好きな老人は、暗い部屋で1人、透かした石のその先に写る男をみて、呟くのであった。
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