暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica10今日からあなたがわたしのパートナー〜Sacred Heart〜
[7/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
て挨拶をしてくれたので、わたしも「こんにちは!」って返した。そしてみんなでソファに座って、なのはママが淹れてくれたお茶を頂く。

「うん、美味しい・・・。ヴィヴィオ。昨晩は大丈夫だった? 怖い夢とか見てない?」

「あ、はい、大丈夫です。思ったより引き摺ってないみたいです」

わたしやフォルセティは以前、ミッドを席巻したプライソン一派に拉致されたことがあった。そもそもプライソンの手によって生み出されたから、取り返されたとも言えるかも。とにかく今でもその記憶は残っていて、痛い思いも苦しい思いも悲しい思いも・・・たくさんあって怖くなることもある。それに比べたら、昨夜の事は恐くはあってもトラウマになるほどじゃなかった。

「そう。それは不幸中の幸いだね・・・」

「はい。・・・ところで、あの・・・今日はどういった・・・?」

「あ、うん。実はね、なのはちゃんとフェイトちゃんからお願いされて・・・」

すずかさんが側に置いてあったバッグの中から小包を取り出して、「今日はコレをヴィヴィオに届けに来たの」ってテーブルに置いた。わたしの両隣に座るなのはママとフェイトママが、「ヴィヴィオ、開けてみて」って促した。

「うん・・・」

リボンを解いてから包装紙をそっと剥がす。そして両手で箱の蓋を外すと、「うさぎ・・・?」のぬいぐるみが中に納められてた。頭の中に?マークがぐるぐる回ってる。

「あはは。うさぎが外装なの。中身はなのはちゃんのレイジングハートのようなクリスタルだよ」

「え?・・ええ!? じゃ、じゃあ・・・この子ってまさか・・・! デバイス!?」

すずかさんの言葉が浸透して、わたしのテンションがぐんぐん上がってく。

「本当は、基礎が全て終わっての進級祝いに贈るつもりだったんだけど、昨日のような事がもしまた起きてしまった場合、少しでもヴィヴィオ自身の力で切り抜けられるようにって」

「なのはと相談して決めたんだ。ヴィヴィオの扱う魔法や資質などをリサーチしたデータを入れた最新式・・・なんだよね?」

「フフ。うん、そうだよ、フェイトちゃん。ヴィヴィオ。いろいろとデータは詰め込んであるけど、その子はまっさらな状態なの。名前もまだ付けてないから、付けてあげて♪」

「すずかさん・・・! ありがと〜♪ あ、あの! わたしのデータが入ってるって事は、あの機能ももしかして・・・!」

思わずすずかさんに抱きついちゃった。すずかさんは優しく「もちろんっ! 大切にしてくれると嬉しいな♪」って言いながらわたしの頭を撫でてくれた。すると箱に納められてたうさぎがフワリと浮かび上がって、まるで挨拶するかのように右手(動物の場合は右前脚だっけ)を上げた。

「わわっ!? 飛んだ!? というか動いた!」

「すずか
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ