暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第26話 無敵の領域を持つ男!四天王サニー登場!
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ゃないというか……)
「あん?なんだよイッセー?」
「いや、何でもないさ」


 イッセー先輩がサニーさんを微笑ましいものを見るような眼差しで見ていました。こうしてみるとサニーさんもココさんと同じでイッセー先輩が心許せる存在なんだなって思います。


「ねえイッセー。こんな風にのんびりしていてもいいの?マンサム所長が敵はもうこの島に上陸しているって言っていたけど……」


 部長はコロシアムで出会ったGTロボが先にマンモスを捕獲してしまうんじゃないかと心配していた。そういわれるとマズいんじゃないかと焦ってしまいます。


「そう簡単にはいきませんよ、この島は『危険度A』のビオトープですからね」
「危険度……?」
「IGOは世界中に庭を保有していてそれぞれが気候や環境が異なっています、そしてその全てが危険区域として指定されていますがこの第1ビオトープは捕獲レベルアベレージ27という群を抜いてヤバい場所なんですよ、まさしく地獄の島ですね」
「27って……どれだけ危険な島なのよここは……」


 部長は先輩の話を聞いて顔が青ざめてしまいました。捕獲レベル27なんて今まで出会ってきた猛獣の中でもかなり高いですよね。それが島中にいると聞いたら私も怖くなってきました。


「研究所の話ではリーガルマンモスの親がいるのは『リーガル高原』と呼ばれるこの島の奥地にある高原に向かわなくちゃなりません。以下にGTロボであろうと簡単にはたどり着ける場所ではありません」
「でもそれって私たちも同じ事よね?」
「勿論です」


 どうやら私たちが思っていた以上にヤバい場所なんですね、この第1ビオトープは……

 
「ヴァウ!!ヴォウ!!」


 その時でした、遠くにいたテリーが突然吠え出したんです。何かあったのかと警戒をしましたがどこからか地響きがしてそれが徐々に近づいてきました。


「あれを見て!」


 部長が示した方向には岩の鎧を纏った巨人のような生き物が草原に住んでいる他の動物たちに襲い掛かっている光景でした。


「あれはロックドラム!捕獲レベル27の巨大甲殻獣類よ!元々生息地は海岸付近だったんだけどあまりの大食漢故より大量の餌を求めて進出してきた猛獣よ!」


 ティナさんがロックドラムについて解説してくれましたが要するに狂暴な猛獣なんですね、今も他の生物を叩きつぶして食べてますし。


「わわっ、イッセー君、あいつこっちを見たよ!」
「どうやらエサと認識されたみたいだな。サニー兄、援護してくれ」
「嫌だ」
「はあっ!?」


 サニーさんのまさかの返答に先輩が驚きました。いや私たちも驚いてますよ、まさか嫌だなんて言うとは思ってもいませんでしたから。



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