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転生貴族の銀河
第十九話
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なら芸術にも秀でているし頭もいいから・・・」

「ベッケンバウアー司令官は兵士の指揮、士気が卓越してますし、兵士の信頼も高い私には真似できません」

「人には人の向き不向きが有りますので」

「総司令官は人を使うのが巧い、俺は!俺達司令官は気分よく艦隊を動かせる事が出来る。基本的作戦に後は俺達を信じてくれる、指揮官冥利に尽きる」

「ルッツは新規艦隊の訓練に行ってるし、ビッテンフェルトも付いて行ってるしな」

「それよりも先程の話を少し手を入れましょう」


「勇戦むなしく敵中に囚われた忠実なる兵士たちよ。私は卿らに約束する。捕虜となったことを罪としてそれを責めるごとき愚劣な慣習はこれを全面的に廃止するものである。
帰国した諸君全員に一時金と休暇を与える。
しかるのちに希望者は自らの意志をもって軍に復帰せよ。全員一階級を昇格させる。復帰しない者にも一階級を昇格させ、新たな職を用意する。
また、囚われていた期間の俸給も全額支給する事とする。
病気等の治療も帝国政府が責任を持ち完治まで面倒をみる事とする。
帝国軍、宇宙艦隊副司令長官ロルフ・フォン・ジークヴァルト上級大将」

「っと、いう感じでは?」

「良いですな、決定ですな。三長官に嫌がらせも出来るので」

「どれだけの金が消えるか分かりませんが、仕返しには良いですな」

「それでは決まりで良いかな?」

「問題無いでしょう」



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