第十八話
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日着いたばかりであった。
一月半の間に二人はランズに最低限の最底辺の常識を教えこんだ。
呑み込みが早い分、即席で頭と身体に詰め込むのは邪道だと判断し、確実に身体と頭の中に教え込む事にしたのだった。
二人が有能で呑み込みが他の者に比べれば!
早いのだ。
面白そうなので、言う事に矛盾を混ぜて言葉遊びをしているお茶目なランズさんであった。
しかし、総司令官の部屋って豪華過ぎるでしょ
無駄に広い玄関にリビングが三つ&従卒用の部屋が一つ&執事の部屋が二つ&広い風呂!一人しか入らないのに此処まで広いのか?
他に執事や従卒用の風呂&客専用の風呂だ。
書斎に会議室等12部屋もあるのだが、今更言っても変わらないので文句も言わないで住んでいるが、毎日誰かしら夕食に来るので毎日が楽しい日々だった。
「ヨハンよ、準備はどうだい」
「はい、準備は既に終わっています。三日後に出発しエル・ファシルに向かいます。」
「良いか、今回の捕虜の交換で成功をした後に卿は正式に中将に昇進し、クロシュットップ家の帝都に親父さんと共に社交界に復帰できる。
柔軟に対応しろよ、参謀を何人か就かせるから優秀な若手をな」
「ハッ、絶対に成功させます」
「大丈夫だ、それと ヴァンフリート4=2、直径2000キロ程らしい、氷と硫黄酸化物と後は寒い場所だが仲間が居るので彼等も救い出す」
「はい、我がクロシュットップ家。父さんの為にも必ず成功させます」
「気負うな、卿は今のままで事に当たれ、卿は軍事では才能が無いがだ。作戦の根本である補給、戦闘継続能力に秀でているそれを活かせば大将も夢でもないが!
家を継がなくてはいかんか」
「嬉しく思います、自分は総司令官に受けた恩を宮廷闘争でオーベルシュタイン中将と共に閣下の役に立つ為に動きます」
「別にいいよ、実家の事を優先してね。パウルも力貸すし今回の件は全て俺が責任を持つから自由にやってくれ」
「はい、有難うございます」
「話しも良いですが、食事が出来ましたので堪能して下さい」
「有難う、では早速頂こうか」
執事のランズが数人の部下を連れて来たので自由に過ごせている。
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