第十八話
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帝国暦479年9月
要塞プラネート(惑星)
会議室
「何故!98キロの半端な数字になっているのですか?」
「運ぶのに僅か二キロがコストが大きくなってってね、今は流体金属運んでるよ。
完成は来年の二月の予定で最終的には100キロになるからさ。それでもイゼルローン要塞よりも防御力は格段に上だしね、攻撃力では三倍以上になっているよ。
モーントシャイン(月光)はイゼルローン要塞のトールハンマーと同じ要塞主砲だけど改良して何だと思う?」
ニヤリと笑い聞いてみると
「改良ですか!」
何時ものように司令官や参謀達がガヤガヤと話始める、白熱した議論が!
「皆さんお静かに会議中ですぞ」
と!シュターデンが一言言ったが!
「何だ貴様は今は皆で話し合いをしているのだ、分からんのか?」
「司令官の前ですので、その辺で司令官の話を聞いては?」
「何を言っているんだ?
改良した主砲の話をしているんだ邪魔するな」
「何ですと、司令官の話を聞かずに騒ぎ出してどうするのです」
「貴様は司令官と言っているが!総司令官だ間違えるなっ・・・
新任の副官の付属風情が話の邪魔をするなコレは何時もの事だ」
「ですが・・・・総司令官の前で騒ぎ出して話が進みませんぞいい加減にして下さい」
全員がイラつき始めて来たな…….
「ロルフ総司令官は我々の検討会を邪魔だと言うのだな、ロルフ総司令官如何に?」
「・・・・シュターデン話を邪魔するな、今は各司令官に参謀達が期待を込めて話し合いをしているのだ。
何故邪魔をするのだ?
理屈で語るなと言っていたはずだ、彼らが自分の意見を出しているのに何故だ!何故邪魔をする?」
完全にシュターデンは敵になっている事に気が付いていない状態だ。
「申し訳ありません」
「ロルフ様そこの理屈倒れの付属品ですが邪魔です」
「皆もそう思うか」
「「「「「ハッ」」」」」
「シュターデンは黙れ、書類整理でもしていろ皆の意見が大事だと思い自由に討議させているんだ。
皆は討議を続けてくれ、俺は席を外すので明日また集まろうか」
「では!参謀長が引き続き議事を御願いする。これからは書類が溜まる前に片付けに行くので」
「卿に任せる、ルッツ副官もたのんだぞ」
「卿等もこのまま飲み会になるのだろうが、飲み過ぎには注意してくれ」
「おい!行くぞ、副官達は俺の執務室に来てくれ。以上だ明日続きだ」
それから会議は白熱し朝まで飲み会になり、二日酔いで皆が会議に現れロルフは笑って収めたが!
執務室ではシュターデンは・・・・
若い者達に対して何かを説教している?
「シュターデン
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