二十四日目
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る。
「知ってるか?釣竿って鞭になるんだぜ」
するとキリトは呆れたような顔をした。
「なぁ、相談役」
「何?」
「流石に刃物は携行してないよな?」
「勿論さ」
ステンレス定規は出さない方がいいかな。
「もってたら銃刀法にひっかかっちまう」
「ですが灯俊さんのインスタントカメラなどは軽犯罪法に抵触する危険が…」
「大丈夫。本職の刑事に合法って言われたから」
そもこのラインナップは綾雨さんに教わった物だ。
刃物だと職質された時非常に不味いから、刃物ではない武器を携行。
釣竿の間違った使い方も綾雨さんにおそわった。
まぁ、今まで使った事は無いがね。
「ならいいんだけど…」
「武器と認めた上で携行すんのはレッドラインなんだけどね」
「悪質警官だとしょっぴかれるぞ?」
「No problem. 刃物は持ってないし、ただの釣具だし」
一応錘と針がリールの中に入っている。
錘と糸でボーラも作れる。
「いつも持ち歩いてるのか?」
「勿論、備えあれば憂いなし」
キリトが、さっき自作したボールペンマスケットを手に取る。
「もしかしてこれも…?」
「いや、それは教室で輝…キスと打ち合う為の物だ」
「テルキスって、ギルドマスターの?」
「うん、リアルでも仲いいんだ」
「いや、それより教室で打ち合うって…」
「中に消しカス入れて飛ばすのさ」
「教師に見つかったらどうするんだ…」
「大丈夫、おれそれなりに成績いいから」
「そういう問題じゃない気が…」
「まぁ、確かにボールペンマスケットも武器足り得るけど、やっぱ威力とか精度とかがねぇ…」
「それさえどうにかなれば、って口振りだな」
「まぁ、一発限りの猫騙しみたいな物さ。
これを持ち歩くくらいならまだ二本目の鞭を携行した方がいい」
「相談役って鞭得意なのか?」
「まぁ、リアルで教わったし」
「ALOで使わないのか?」
「うーん…ALOの鞭とは少し違うんだ。
ほら、ゲームの鞭ってロープじゃん」
「あぁ…たしかに」
「まぁ、キリトも護身用に色々持っといた方がいいよ。
最近は物騒だしな。
スタンガンの作り方も後で教えてやるよ」
「そうだな…俺も今度釣竿買おうかな…」
「釣竿はなるべく丈夫でよくしなる物がお勧めだ。
あと釣糸も切れにくい物を選んだ方がいい」
とキリトへ護身用装備購入のアドバイスをしていると…
ドンドンと階段を駆け上がる音が聞こえた。
そうしてバタン!とドアが開いた。
「ボッチのお兄ちゃんが友達を連れてきたと聞いて!」
うん、とりあえずさ、
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