第五十四話
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雨達には理解できない話だろう。
……ただまぁ、本音は違う。
春雨を……守りたかった。
これに尽きてしまう。いつぞやの覚悟とは何だったのか。これじゃあ、提督の言う通りじゃないか。
その方が、戦えるじゃん。
「…………はぁ。もういいや。」
時雨は諦めたのか、俺の胸倉から手を離した。
「…………あ、そうそう。その内、春雨が来ると思うから、考えときなよ?」
時雨はとんでもない爆弾を一つ残して、さっさと部屋から出ていってしまった。
残された俺は、ふと、レ級とのキスを思い出してしまった。
「…………春雨に見られてねぇよな?」
結局、春雨がやって来るまでの数十分間、俺は胃の痛い思いをすることになった。
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