暁 〜小説投稿サイト〜
儚き想い、されど永遠の想い
458部分:第三十五話 椿と水仙その九
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
ったのである。
「ここまで強いと。何か」
「確かに強いですね」
「これ程強いとは思いませんでした」
 こうしたこともだ。真理は言った。
「ですがこの香りは」
「強いです。ですがそれでも」
「優しい香りですね」
「そうですね。つまり強さと優しさは」
 あまり深く考えなければ両立しないその二つがだ。実際はどうかというのだ。
「それは両立し得るものなのですね」
「そうですね。いえ」
「いえ?」
「人は本来弱いものですが」 
 真理はまずは強さとは逆にあると考えられているここから考えた。そうして言うのだった。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ