最終話 エクスマキナ
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病室に木の仮面がフワフワ浮いていてサソリの布団でゴロゴロとしている。
「病室では静かにしなさい!!!」
「やば!!軍曹が来たわ」
「退却よ!退却!」
終わると思っていたこの世界。終わらせなかった自分。
サソリは耳からの立体的な音をじっくりと自分のペースで聞いていた。
「パパ〜!へへへ早く元気になってね」
再び記憶を封印したフウエイがサソリに頭を撫でて貰って満足そうに微笑んだ。
その後の事を言えば。
幻術の中とは云え、サソリこと第一位が何かとんでもない悪と戦ってこの学園都市を守ったと多くの人に刷り込まれており、一部の不良の中では熱狂的なサソリの信者が居ると分かったり、結構大きな組織から誘いがあったりとしばらくは変装無しでは出歩けそうになさそうだ。
木山と六道は白ゼツを捕縛した事でゼツの悪事が明るみに出て他の同級生と再会して学園都市の研究施設で割と快適に暮らしているらしい。
時々、木山研究室に遊びに行っているみたいだ。
ゼツは堀の中で罪を償うらしい。
テレスティーナは次元の歪みを発見して論文や研究で国内外を飛び回ったりと多忙な生活を送っているようです。
暁派閥で今度集まるような事したいと言っていました。
誰もいなくなった病室に第二位の垣根帝督がやって来て、やや真剣に試すように包帯を巻いたサソリに言っていた。
「お前ならいつでも大歓迎だからな」
まだまだこの学園都市で波乱の予感が……
でもここでお話は一旦終わりとさせていただきます。
また何処かでお会いしましょう。
とある科学の傀儡師(エクスマキナ) 完
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