第26話
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「来ましたわね――――パテル=マテルは少々予定外でしたが、想定の範囲内ですわ!」
地面に着地したヴァリマールとパテル=マテルの登場にシャーリィが興味ありげな様子でいる中デュバリィは真剣な表情で声を上げた。そしてリィンは光に包まれてヴァリマールの操縦席へと入り、レンはその場で集中をしてパテル=マテルの操縦を始めた。
「リィン、ヴァリマールも!」
「レン教官とパテル=マテルも御武運を……!」
「相手はクロスベル独立時に機甲師団を壊滅させた機体……」
「くれぐれも気をつけるがよい!」
「「おおっ……!」」
「うふふ、後はレン達に任せなさい♪」
「――――」
仲間達の声援に応えたヴァリマールとパテル=マテルはそれぞれの操縦者の操作によってヴァリマールは太刀を、パテル=マテルは両腕を構えて格闘の構えをした。
「ふむ、久々の実戦だが尋常な相手ではなさそうだ。」
「ああ、騎神とも機甲兵とも違う、奇妙な力の流れを感じる……まずはパテル=マテルと協力しつつ、様子を探っていくぞ!」
「承知……!」
そしてヴァリマールはパテル=マテルと共にアイオーンとの戦闘を開始した!大きさは数倍以上もあるアイオーン相手にヴァリマールとパテル=マテルは果敢に戦ったが、いくら攻撃しても全くダメージが通っている様子はなく、攻めあぐねていた。
「くっ、デカブツ相手に大したモンだが……」
「”神機”とやらもまた別格のようだな……」
「クロスベル解放の時にオルキスタワーで戦ったデカブツと比べても別格じゃねえか?」
「ええ……加えて、あの”神機”の操縦者は戦闘に縁がなかった”人”―――――ディーター元大統領でしたから……」
ヴァリマール達の攻撃が効いている様子がない戦いを見守っていたアガットは唇を噛みしめ、ラウラは真剣な表情で呟き、フォルデの推測に頷いたステラは考え込み
「途轍もない質量と装甲……それ以外にもあるみたいだね。」
「ええ……ヴァリマールの”太刀”は以前内戦終結の為に旧Z組の皆さんがわたくし達”特務部隊”の指揮下に入った際に、レン教官が皆さんに支給したウィルフレド様直々に作成された武装と同じ”オリハルコン”を始めとした様々な高位の鉱石で作られているのですから、攻撃が通らないなんて幾ら何でもおかしいですわ。」
「ど、どうしたら……」
フィーの推測に頷いたセレーネは真剣な表情で考え込み、エリオットは不安そうな表情で呟いた。するとその時デュバリィ達から離れたユウナ達がアガット達の元に到着した。
「結社が開発した合金、”クルダレゴンU”。ですが”匠王”―――ウィルフレド様が直々に開発したオリハルコンを始めとしたゼムリアストーンよりも高
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