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ドリトル先生と奈良の三山
第十幕その一
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「これは」
「そういってもいいよ」
「本来は動物は入られないけれど」
 それでもというのです。
「今は皆も入られるからね」
「他のお寺とか神殿もね」
「お城とかだってそうなのよね」
「けれど僕達も先生と一緒だからね」
「こうして中に入られるのよね」
「うん、僕のことは日本でもよく知ってもらっていてね」
 それでなのです。
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