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銀河英雄伝説〜ラインハルトに負けません
第九十五話 宴の後で
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とだと思い。エッシェンバッハにどう話そうかと思うのであった。


帝国暦480年12月25日

■オーディン エッシェンバッハ子爵邸

 リヒテンラーデ侯がエッシェンバッハ子爵に面会を認めてきた。
グレゴール・フォン・エッシェンバッハは、国務尚書自ら訪ねてきたのを不思議がった。

「リヒテンラーデ侯爵、わざわざのお越し恐縮です」
「エッシェンバッハ子爵、いきなりの訪問すまんな」
「なにか不測の事態でも起こったのでしょうか?」

エッシェンバッハは不思議がっている。
「昨日、テレーゼ様の食事会が有ったのは承知して居るな」
「恐れ多くも陛下が御臨席為さったとのことですが」
「うむ、その時じゃがな」

「もしや、フレーデグットが何や粗相を?」
「いや、孫娘のエルフリーデがフレーデグット殿を見初めてな、是非婚約をして欲しいともってな」
エッシェンバッハは考えた。そう言う事か国務尚書と次期宇宙艦隊司令長官の縁組みか、ある意味政略的に良い話かもしれんな、皇帝陛下の御為になるなら受けても良い話だ。

「侯爵、陛下の思し召しならば、私には異存はございませんが」
リヒテンラーデ侯は考える、陛下に頼むと言う事かその方が良いやもしれんな。
「儂もそれは良い考えだと思う、近いうちに陛下へお伺いをしようではないか」
「判りました、そうして頂きたく存じます」


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