Lv62 浄化の結界
[10/10]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
に焼き付けるがよいッ! 身も心もサンミュトラウスの戦士となり、貴様等を始末してくれるわッ!】
レヴァンは黒い杖を頭上に掲げた。
杖が怪しく輝き、先端の玉から深紫色の霧が発生する。そして、奴の身体を包み込んでいった。
と、次の瞬間! 禍々しい深紫色の光が放たれ、奴の姿が露になったのだ。
レヴァンは青白い肌をした魔人となっていた。
アシュレイアに似たタイプの人型の魔物で、額には鬼のような角が2つあり、口には吸血鬼のような犬歯が見え隠れしている。
また、教皇の衣の袖部分が破れていることもあり、その異様な腕に目が留まった。
なぜなら、奴の腕はカラスのような黒い翼となっており、その先端に伸びている手の指先には、鋭利な爪が伸びているからである。
胴体と足の形状は、奴が教皇の衣を纏っていることもあり、ここからではよくわからない。が……2本足で立っているところ見ると、恐らく、人間に近い体型なのだろう。
アシュレイアと同様、ゲームでは見た事がない魔物であった。
今のレヴァンを何かに例えるならば、ギリシャ神話に出てくるハルピュイアと呼ばれる怪物だろうか。とにかく、そんな感じの魔物になって現れたのである。
レヴァンは翼を大きく広げ、咆哮を上げる。
【グォォォォン! アシュレイア様の邪魔はさせぬッ! 八つ裂きにしてくれるわッ!】
そして奴は俺達に向かって翼を羽ばたかせ、強烈な風を巻き起こしたのであった――
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ