Lv62 浄化の結界
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をなんとかせん限り、浄化の結界は完成しない……」
「え? ……それって、つまり……」
「そうだ、コータロー。お前達で奴を何とかしろ。今の奴は、魔力の大部分を結界の発動へと割いてる。おまけに、浄化の結界も発動しているこの状況だ。恐らく奴は、本来の力は使えまい。うまくいけば、お主達で何とかなるやもしれん。2つの結界は今、互いに凌ぎを削っている。この均衡が崩れれば、あの魔物を魔の世界へと帰す事ができる筈だ」
「はぁ……やっぱり、そんな展開か。でも、俺がやっている役目はどうすんだよ」
「後は我が何とかしよう。これだけ光の力が満ちておれば、もう十分だ」
「なんとかするって……杖と腕輪はどうすんだよ。全部、ここに置いてけばいいのか?」
「杖は必要ない。ラーの鏡と黄金の腕輪だけをこの場に置いてゆけ。それで結界は操れる」
俺はこの言葉を聞き、今ままでの疑念が確信に変わった。
(そういうことか……まぁうすうす、そうじゃないかとは思ってたけどね……)
「わかった。なんとかやってみるよ」
「うむ。頼んだぞ」
「こちらこそ、頼んだよ。精霊王のオッサン!」
「え? って……オッサンて言うなァァ」
というわけで、俺は3つの道具を床に置き、行動を開始したのである。
[U]
ラーのオッサンはその後、巨大な鏡へと変化した。
鏡の中心には、光り輝く後光のようなモノが映り込んでおり、その何かが、黄金の腕輪を宙に浮かせ、結界を持続させていた。
(この結界はもう、完全に俺の手を離れた。あとはオッサンに任せよう……)
俺は魔光の剣を装備し、皆に視線を向けた。
すると、この展開についていけないのか、皆は呆然と立ち尽くしていたのである。
というわけで、まずは皆に、現実へと戻ってもらう事にした。
「皆ッ! リュビストの結界が発動したことによって、敵はもうアシュレイアとレヴァンだけです! そして、俺達を動けなくしていた魔の世界の瘴気も、かなり薄くなりました。戦うなら、今ですッ! この結界の力で、アシュレイアは本来の力を発揮できません。今のアシュレイアならば、俺達でなんとかできる筈です!」
皆も状況を察したのか、真剣な表情になり、無言で首を縦に振った。
アヴェル王子とレイスさん、それと、シェーラさんにルッシラさんは剣を抜く。
同じくして、ウォーレンさんとシャールさんも杖を構え、臨戦態勢へと入った。
俺はそこで他の4人に言った。
「フィオナ王女とアーシャさん、それからサナちゃんとアルシェス王子は、危険ですのでここから離れてください」
だが、アルシェス王子以外の3人は頭を振ったのである。
「いいえ、私も戦います。今は、この国の一大事なのです。女も子供もありませんわ」
「そうですわよ。なに言ってるんですの、コータロ
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