ペルソナ3
1987話
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そう聞こえてた瞬間、マハラギダインによる炎を貫くようにして無数の弾丸が飛んでくる。
「ちっ!」
咄嗟にゲイ・ボルグを回転させ、盾のようにして防ぐ。
だが、俺はそれで攻撃を防ぐ事が出来たのだが、炎獣の方はそうはいかない。
獅子も鷲も、攻撃を食らって消滅したのが何匹かいた。
鷲は元々そこまで大きくないので、それこそ1発か2発食らえばそれで消滅する。
獅子の方は、鷲よりも防御力が高いが、鷲に比べて身体が大きい事もあって、無数に飛んでくる弾丸を回避するのが難しい。
そんな訳で、炎獣もダメージを受け……だが、それでもまだ全滅した訳ではない以上、死神に向かって炎獣が攻撃を仕掛けていく。
「空間殺法」
瞬間、死神が今まで俺も見たことのないスキルを発動するのが分かり……次の瞬間、周辺一帯に斬撃の雨が降り注き、生き残っていた炎獣を全て斬り刻み、消滅させる。
こっちに何かが飛んできたのは分かっていたので、その殆どを本能に従ってゲイ・ボルグを振るい、斬撃を迎撃した。
「ちっ、やっぱり今までとは違うという事か」
目眩まし代わりに使われていたマハラギダインの炎が消え、炎獣も全て消え……再び、この空間には俺と死神だけが残る。
その死神はこちらに向かって拳銃を握っている手を向け……
「マハムドオン」
「それは前に見た!」
こちらを仮死状態にする、即死魔法。
仮死ではあるが、戦闘中に仮死になるのだから、その結末は考えるまでもないだろう。
こちらに向かってマハムドオンが放たれた瞬間、俺は瞬動を使ってその場から退避していた。
姿を現したのは、死神の真横。
マハムドオンを使った状態のままの死神に向かい、ゲイ・ボルグを大きく振るう。
槍として使うのではなく、棍として使うような薙ぎ払いの一撃。
いや、もう少し距離を取っている状況でのなぎ払いであれば、穂先による一撃で斬り裂く事も出来たのだろう。
だが、そうなると死神の拳銃もこっちに向かって撃つ事が出来る間合いになる為、この近距離からの一撃だった。
その一撃は、間違いなく死神を吹き飛ばす。
致命傷とまではいかないが、それでも軽いダメージではないのは明らかだ。
……まぁ、死神は身体の一部がなくなっても次に出てくる時は復活してる以上、高い治癒能力があるのは間違いない。
であれば、今の一撃も致命傷ではない以上、ここで時間を掛ければ戦闘中でも回復するだろう。
である以上、ここは一気に勝負を決めて、向こうに妙な真似をさせはしない!
吹き飛んだ死神を追い、瞬動を使って一気に間合いを詰める。
まだ空中を吹き飛んでいる状況の死神に向け、そのままゲイ・ボルグを叩き付けようとし……だが、次の瞬間、俺はその動きを止め、再び瞬動を使って
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