十八日目
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先ずは葵が"カトラス"としてどれだけ動けるかを見る。
その後で次に何処に行くかを決める。
「おい…灯俊…」
「なんだ?一応言っておくがリアルネームは厳禁だぞ」
バァン!
カトラスが座っていた机を叩いた。
「お前!オレにこんな所でストリップやれってか!?」
「ばか野郎!ゲームの中だぞ!装備フィギュア弄れば済むだろうが!」
するとカトラスは顔を赤くした。
「先に言えよ!」
「言ったわ!昨日システムの説明でちゃんと言ったわ!」
カトラスは顔を赤くしながらウィンドウを弄り始めた。
「一応言っておくが、装備を弄る時は"イクイプメント"のアイコンだからな」
「知ってるっつーの…」
まぁ、そこら辺は他のネトゲと同じだな。
ちなみに俺も葵もネトゲプレイヤーだ。
するとカトラスの装備が一つずつ変わって行った。
「うわ…スペックが六割増しだ…」
「なぁに、レベルが上がれば数百倍になるさ」
現在の葵…カトラスのレベル(種族熟練度)は1。
対して俺はレベルキャップ限界。
HPだけを見ても今の俺は万単位だ。
「じゃぁ、パーティーを組むぞ」
「ん、わかった」
パーティーになれば"パーティー共有ストレージ"が新設される。
そこにポーションやクリスタルを突っ込めばカトラスも使う事が出来る。
「さ!いくぞカトラス!」
「おう!」
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