暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディザード 〜女子高生は竜の魔法使い〜
epic2 困惑…土壁だらけの街角
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ぞおちに命中し、空中で爆発四散した。



ディザードがアースタイガーを撃破してから数分後、ようやく片桐が要請したパトカーが公園に到着し、警官達が元現場監督を引き取っていた。
もっとも、頭に巨大なタンコブをつけ気を失ってはいたが。
肝心のディザードは、エリカに戻った後片桐の横で本来のおだやかな笑みを警官達に見せていた。

「…片桐さん、またやったのですか?署長から大目玉を喰らっても知りませんよ。」
「何を言うか、相手はかなりの腕っぷしだったんだぞ。これぐらいはやらないと。」

だからと言って、プロレス技で逮捕はどうかと…。
警官達は心の内でツッコミを入れながらも、逮捕した元現場監督をパトカーに乗せサイレンも高らかに現場を後にした。

「…じゃ俺も署に戻るよ。コーヒー、ごちそうさま。」
「あ、いえ…片桐さんもお気をつけて。朝食、ありがとうございました。」
「あぁ、またいつでも声をかけてくれ。」

片桐はパトカーに乗り先に行った警官達の後を追い、エリカも館館へと引き返していった。



午後になり、エリカとサラは学校から出されていた写生の課題をこなすため、城北町を見渡せる丘に来ていた。
二人はスケッチブックにのびのびと町の風景を描き、時々水筒に詰めたミルクティーを口にしながら二人は納得いくまで写生を続ける。

「今回、ディスペル・リングを作って正解でしたね。」
「うん、夜中のうちに作っておいて本当によかった。」

二人の会話もかなりはずみ…夕方頃、課題を終えた二人は足どりも軽く丘を後にした。




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