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仮面ライダーディザード 〜女子高生は竜の魔法使い〜
epic2 困惑…土壁だらけの街角
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ケィ・ユータッチ・ヘンシーン!!…ディザード!プリーズ!!…ディーディー、ディーディーディー!!』
「イッツ…ショータイム!!」
『何がショータイムだ!ふざけるな!!』

ディザードに変身したエリカは素早くコネクト・リングでディザーソードガンを取り出しアースタイガーを迎え撃った。
片桐は懐から拳銃を取り出しアースタイガーに狙いを定めるが。

…ガサッ、ダダッ!!

脇の茂みから、何者かが片桐目がけて突っ込んできたのである。
それは、先程アースタイガーの話に出てきた元現場監督であった。
顔は多少やつれてはいるものの、ボサボサの髪に黒のジャンパーと紺のジーパンで身を固めており、ボクシングの心得があるのかファイティングポーズをとっている。

「貴様が、ゲートの男か…まさか自ら飛び込んでくるとはな!!」
「あいつに手出しはさせねぇ!俺の願いをかなえてもらうまではな!」

片桐は止むなく拳銃をしまい、何とかねじ伏せようと格闘戦に持ち込んだ。
犯人のストレートが片桐を捉え、片桐はギリギリで回避し犯人の腕をつかみ背負い投げを決めるが、犯人は綺麗に着地して再び片桐に迫り飛び蹴りを繰り出す。
片桐と強盗犯の力の差は五分と五分、二人による殴り合いは延々と続いた。

一方、ディザードとアースタイガーの戦いは…ディザードが不利であった。
ディザーソードガンで砲撃しても、アースタイガーは土壁を錬成し全て防いでしまうためダメージが通らないのである。

「…はぁっ!」
『おっと!』

続いてディザーソードガンをソードモードに組み直して斬りかかるが、やはり土壁で防がれ攻撃が通らない。
それどころか逆にアースタイガーの手斧がディザードの胸板を直撃し、一向にらちが開かない。

「くうぅっ、つ、強い…!」
『エリカちゃん、こうなったらナイトの力を借りるしかないよ。』
「うーん。…あ、ちょっと待って下さい。いい方法がありました!」

マギカドラゴンの提案にディザードはためらったが、何かひらめいたのか右手のリングを変更し、ディザーソードガンの手形を開かせ即座にふれた。

『カモン・タッチング・スラッシュ・ゴー!!…ディスペル!プリーズ!!』
「はぁっ!!」

ザシャアッ!!…ガシュッ!!

『ぐあっ!ま…まさか俺の壁が破られるとは!!』

ディザードは、ディスペルの光が宿ったディザーソードガンを一気に振り下ろした。
すると、土壁がまるで豆腐の様に斬り裂かれ、後ろにいたアースタイガーにまで攻撃が通じたのだ。
そう、土壁を除去するのに使用
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