暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディザード 〜女子高生は竜の魔法使い〜
epic2 困惑…土壁だらけの街角
[4/8]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
゙!!』
「…エリカちゃん、まさか犯人がここに?」
「はい、もうそろそろ…来ました!」
彼女の言うとおり、その犯人はエリカの持つ魔力に吸い寄せられたかの様にやって来た。
見た目は二足歩行をするホワイトタイガーといった感じで、虎特有の鋭い爪はないものの右手には巨大な手斧を装備しており、屈強さをかもし出している。
ホムンクルスの一体…アースタイガー。
大地の力を持つ、パワータイプのホムンクルスだ。
『…貴様が竜の魔法使いか?』
「はい、私がそうです。」
「お前か、今回の事件の真犯人は!」
アースタイガーの問いにエリカは素直に答え、片桐はアースタイガーを見ていきどおる。
がしかし、今のエリカには笑顔はない。
そこには人々を困惑させ、絶望に追いやったホムンクルスに対する怒りが込められている。
その表情は…まさに阿修羅。
「なぜあなたが…この様な事を?」
『決まっているじゃないか、俺を出してくれたゲートの男の願いを実行したのだ!』
「願い?」
逆にエリカから問われたアースタイガーも、ゲートの男の心情を話しだした。
聞けば、ゲートの男は元々土木関係の現場監督をしており、かなり名が売れていた。
だがある日、工事の際に重大なミスをやらかし…日頃の人使いの荒さや費用の無駄づかいからリステラされてしまった。
その後、アースタイガーは男の怒りにより生まれたゲートを通って現れ、彼の復讐を手伝おうとしていたのである。
ホムンクルスはゲートを通過した際、相手の精神によっては肉体を乗っ取ったり自由に行動したりするが、中には相手の精神力に制御されたり心情を知って協力したり…といったケースもあるのだ。
だが、どちらにせよ『負の人造人間』に変わりはないため、悪しき願いしか聞き取れないのは事実ではあるが。
さて、リストラになった翌日…男はアースタイガーにある願いをかけた。
こうなったらヤケだ、この町にぬくぬくと住んでいる奴らに地獄を見せてやりたい…と。
ほとんど腹いせやうさ晴らしに等しいこの願いは、アースタイガーにしてみても負の力が手早く吸収でき更に自分自身が強化されるため、相当おいしい話ではある。
そして復讐鬼と化した男とアースタイガーは互いに合意し、今回の事件を引き起こしたのである。
「…話は大体わかりました。しかし、いくら何でも身勝手すぎます!」
「確かに、腹いせの類にしてもひどすぎる!今すぐやめろ!!」
『やかましい!…竜の魔法使いよ、お前を倒してもう一度あの男の願いをかなえてやる!』
「そんな悪しき願い…私が断ち切ります!」
エリカはドライバーを左手用に操作した後左手中指にリングを装着しバイザーを下げ、手形にふれる。
「…変身!!」
『オー
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ