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仮面ライダーディザード 〜女子高生は竜の魔法使い〜
epic2 困惑…土壁だらけの街角
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が出迎える中、エリカはディスクを出現させディスペル・リングを右手中指に装着しディスクにふれる。
『ディスペル!プリーズ!!』
そしてエリカは、温かい光の粒子が宿った左手で土壁にふれ、軽くなでた。
すると。
ドドドオォォォォ…ン。
何と、土壁が轟音をたてて崩れてゆくではないか。
「…よし!これなら、いけます!!」
エリカは一気呵成(いっきかせい)にリングの力を使い、商店街にあった土壁5枚全てを除去した。
これには商店街の全員も歓喜の声を上げて喜び合い、エリカをほめる。
「「「すごい、さすがは竜の魔法使いだ!!」」」
「ありがとう、これでやっと商売ができるよ!」
「よかったな、みんなに笑顔が戻って。」
「はい、では次にまいりましょう!!」
エリカはマシン・アバタールに乗り、パトカーに乗る片桐を率いて次の現場へと向かった。
だが、その様子を憎しみを込めて見つめる人影があった事に、誰も気がつかなかった。
そして、その背後にはホムンクルスの影も…。
「くそっ、とんだ邪魔者が現れたな。」
『…あぁ。』
「よし追いかけるぞ!何としても、あの魔法使いを倒す!!」
『もちろんだ!』
その後も、エリカは街のあちこちにそびえ立つ土壁を除去し、街としての機能を回復させていった。
ある時はビルの入り口、またある時は市立図書館の通路、またまたある時は目抜き通りの中央…。
その数は…数えていけばきりがないくらいに。
が、しかし。
「これで最後ですね。…あ、あれ?」
「…エリカちゃん?」
公園にある最後の土壁を除去した時点で、エリカは急に片桐に寄りかかる形で倒れ込んでしまったのである。
最初、片桐は疲れがたまっているのかと思っていたが、そうではないらしい。
「おっと!大丈夫かい、エリカちゃん?」
「はい…朝から何も食べてないので、お腹が空きました…。」
「そうか…そう言えば、朝から何も食べてないからな。とりあえずパトカーに戻って、そこで朝食にしよう。」
「…すみません。」
片桐はエリカを背負ってパトカーに連れて行き、後部座席にあったクリームパンと缶コーヒーを彼女に提供した。
片桐も助手席にあったアンパンをほおばり、缶コーヒーを口にし一息つく。
が、それもつかの間であった。
キイィィィィ…ン!
「片桐さん…敵の反応です。しかも、すぐ近くにいます!」
「…敵?まさか!」
あの音が、エリカの耳に聞こえたのだ。
しかも、すぐ近くまで来ているのかかなり音が大きい。
エリカはすぐさまドライバーオンリングを右手中指に変更し、同時に現れたディスクにふれ体制を整える。
『ドライバーオン!プリース
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