十六日目
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
だ俺のスタイルには合わん」
「灯俊のスタイルって?」
うぅむ…どう説明しようか…
俺には複数のスタイルがある。
TPOに合わせて装備を替えるからだ。
その中でも一番多く使うのは…
「大剣持っての突撃かなぁ…」
「突撃?」
「ああ。防御はステータス任せ、とにかく攻める。回復はスキル任せだな」
「?」
あぁ…未経験者に言ってもわからんか…
「要するに攻撃だけやるのさ」
「危なくないのか?」
「それをカバーするのがスキルや仲間だ」
「ふーん」
「ま、だいたいのコンセプトは決まっただろう?」
「うん」
「じゃぁどの種族が一番向いてるかって言うと…」
続きを言おうとした時。
「二人共〜できたわよ〜」
綾雨さんがキッチンから出てきた。
「はい、手伝います。葵続きは後でな」
「ああ。わかってるさ」
俺達は席を立ってキッチンへ向かう。
テキパキと食器を出したりする。
どうやらタラコパスタのようだ。
「灯俊く〜ん、お皿取ってちょうだ〜い」
「はーい」
綾雨さんが盛り付けた物をダイニングに出す。
そして…
「「「頂きます」」」
パスタをクルクルとフォークに巻き付け…
「美味しいです」
「あらぁ〜よかったわ〜」
うーん…母さんより旨い…やはりこの人が男に逃げられた理由がわからん…
なんて考えてると…
「灯俊」
ん?あぁ水か。
俺の近くに置いてあったペットボトルを取り、葵のコップに注ぐ。
「ねぇ〜灯俊君〜」
ん?
「なんですか?」
「……………」
「………」
「私にも〜お水ちょうだ〜い」
よく見ると綾雨さんのコップも空だった。
「はい、どうぞ」
「ありがと〜」
そう言えばさっきの間は何だったのだろうか?
少し気になりながらパスタを口に運ぶ。
「ねぇ…灯俊君」
「ふぁい?」
綾雨さんが間延びしてない…?
「さっきのゲームの件だけど…一つ条件があるわ」
え?
「それは…」
なんだろう…
「私の事をお義母さんと呼ぶ事よ!」
「ママ!?」
「むぐぅ!?」
パスタが!パスタが喉に!
「んぐぅー!」
「あぁ!もう!」
葵にコップを手渡され、それを一気に煽る。
ゴクン…
「はぁ…はぁ…はぁ…アンタいきなり何言ってんだ!?」
「そうだ!オレが灯俊と!?あり得ない!」
そもそも葵の精神は男だ!
「だって貴方達〜名前を呼ぶだけでわかり合えるじゃな〜い。
ソレに〜さっきの会話だけど〜まるで人生設計建て
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ