嘲笑する悪魔
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ボディから「サイコシャード」が浮き出て来た。
νガンダムは両手をサザビーに優しく当てると、脱出カプセルを残しサザビーを消した。
リズ「何故だ! νガンダム。そいつの命を何故助ける。助けるなら、家族を、仲間を・・・・」
リズはその場で泣き崩れた。
アムロ「リズ中尉。この光は君の本当の心の光だ。暖かく優しい光」
シャア「何て暖かな光だ・・・・・・・」
その光は戦場を包み込んだ、そして誰の心からも戦意を消し去っていった。
ただ一人を除いて、ラー・カイラムの戦闘ブリッジにいた全員が気付かなかった。
その場に泣き崩れていた少女がいなくなっていた事に。
ラー・カイラムからプチモビが1機、アクシズに降下して行った事に。
アクシズが突然、爆発を始めた。
ブライト「まだ爆発時間じゃない。今爆発させるとコースが狂う」
メラン「司令! リズ中尉かいません」
ブライト「まさか!」
ラー・カイラムのカメラがアクシズを映し出した。
1機のプチモビが爆発の中にいることに気付き拡大した。
プチモビの中に悪魔が勝ち誇った笑みを浮かべていた。
リズ「もういいわ。シャアの作戦って言うのが気に入らないけど」
アムロ「リズ何をする気だ」
リズ「家族と仲間の元に行くの。そして二度と誰も近寄らせない様にするのよ」
メラン「司令このままですと、アクシズの後半分が地球に落ちます」
ブライト「なんて事を」
リズ「さよなら、それなりに、楽しかったわ」
悪魔が勝ち誇った笑みを浮かべていた。
アムロ「νガンダムは伊達じゃない。石ころの一つぐらい」」
リズ「アムロ。チェーン准尉に謝っておいて、あなたの作品を壊してごめんてね」
νガンダムのフルサイコ・フレームから爆発が複数起きた。
暖かな光が消えて行き、コックピットの灯りも消えて行った。
アムロ「動け、動け、動いてくれνガンダム!!」
リズ「残念ね。漫画だとここで、奇跡的に動くのでしょうけどね」
ブライト「ラー・カイラムをぶつけて軌道を変える」
リズ「無理よ」
ラー・カイラムが突然激しく揺れた。
アストナージ「ブライト!! 動力炉で爆発が起きた今消化に当たっている」
リズ「誰にも邪魔はさせないわよ」
メラン「司令もう無理です。阻止限界点を越えました」
ブライト「なんて事だ。リズ」
アクシズが落下する炎の中で悪魔が勝ち誇った笑みを浮かべていた。
地球は冷たい星になった。
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