嘲笑する悪魔
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ブリッジの空気がアムロにプレッシャーを掛けた。
アムロはリズに頭下げ謝罪し、リズの顔を見た。
悪魔が勝ち誇った笑みを浮かべそこにいた。
アムロ「リズ中尉覚えていろよ・・・・」
パイロット待機室ではアムロが荒れていた。
アムロ「くそ悪魔め、どうするか覚えとけよ」
ケーラ「ねえ、大尉なんであんなに荒れているの」
隊員「さあ、ブリッジから戻って来てからあの状態で」
ケーラ「まあ、恋人が一緒じゃ無いからじゃない」
そこにリズ中尉がやって来た。
リズ「アムロ大尉忘れていました。これチェーン准尉が渡してくれって」
アムロ「サイコ・フレームの試料? なんでこんな物を」
リズ「さあ。いつも持ち歩いていましたから、お守り代わりじゃないですか」
ケーラ「へーえ。暑い暑い。アムロ大尉」
アムロ「そんな訳あるか。リズ俺を騙そうと」
リズ「そんなに言うのなら返してください。戻ったらチェーン准尉に返しますから」
ケーラ「私それ見た事ありますよ。チェーン准尉がいつも腰のホルダーに入れているの」
リズ「さあ返して」
ケーラを含めパイロット達の視線がアムロに集まった。
アムロ「俺が悪かった、疑ったりしてすまない」
アムロは頭を下げ謝ると、リズを見て顔を引きつらせた。
再び悪魔が勝ち誇った笑みを浮かべそこにいた。
ロンド・ベル艦隊がアクシズを捕捉した。
ネオ・ジオン艦隊でも、ロンド・ベル艦隊を捕捉した。
シャア「やっと来たか。長かった戦いもこれで終わりにする」
ナナイ「総帥、ギュネイを出しますか」
シャア「そうだな、そうしてくれ」
出撃の命令を受けたギュネイ・ガス少尉は、MSN−03ヤクト・ドーガで出撃した。
他にも青いANS−119ギラ・ドーガを駆るレズン・シュナイダー少尉がギラ・ドーガ部隊を率いて出て来た。
ギュネイ「ミサイルが来る! 何だ異常に熱量の高いのがある。ファンネル、行け!」
しばらくすると巨大な爆発が5.6発生した。
シャア「核か、やるなブライト。通常のミサイルに混ぜて来るとは」
ロンド・ベル艦隊の三波に渡る核ミサイル攻撃は全て阻まれた。
後はアクシズに突入して内部から爆薬で採掘坑道を破壊し、アクシズを二つに分断地球落下コースから外す作戦であった。
アクシズにラー・カイラムを接近させる為、MS隊が発進した。
いつもはジェガン隊を率いてケーラが先陣だったが、今回アムロが単機で飛び出して行った。
その戦い方は何故か鬼気迫るものがあった。
シャアとの因縁の対決の決着をつけようと、それを阻むものを粉砕していたのか。
実は違った、今アムロの脳裏には因縁の相手シ
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