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逆襲のシャア 嘲笑する悪魔
嘲笑する悪魔
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筈だ、しかも時間が余っている何故そんな事が言える」
 リズ「大尉はサイコ・フレームの事をお聞きになられましたか?」
 アムロ「ああ。ネオ・ジオンから送られてきた技術と聞いた」
 リズ「はい、その通りです。そのスパイが完成具合を逐次シャアに報告していました。それを使って偽情報を流していましたから、まだ1週間程時間があります」
 アムロ「・・・・・・・」

 アムロは絶句し言葉が出なかった。
 心中でこの女シャアを騙しやがったと驚いていた。
 悪魔が勝ち誇った笑みを浮かべそこにいた。


 UC0093年4月8日

 遂にネオ・ジオンが動いた。
 艦隊を二手に分け、一方はダミーバルーンで艦艇数を偽装し戦力引き渡しのルナUへ。
 もう一方はシャアが率いて先にアクシズを占拠していた。
 ルナUへ向かって来るネオ・ジオン艦隊を見て、和平成立と油断した連邦軍をだまし討ちで壊滅させルナUを占拠し、貯蔵されていた核兵器を持ち出しアクシズに合流、アクシズの核パルスエンジンを点火させ地球落下コースへ乗せた。


 ロンデニオンコロニーでブライトは、カムラン・ブルームと会いシャアの和平交渉の事を知る。
 アムロは武装解除に向うネオ・ジオン艦隊に、ダミーが混じっている事を見抜く
 ブライトとアムロは、シャアがアクシズを地球に落下させると判断する。
 カムランの協力を得て核兵器15基を調達アクシズ落とし阻止に向った。


 旗艦ラー・カイラムのブリッジでは、ブライトとアムロが作戦の打ち合わせをしていた。

 ブライト「ところでアムロそちらのお嬢さんは誰だ?」
 アムロ「何を言っているチェーンの顔を忘れたのか」
 ブライト「だから聞いているのだがな」
 アムロ「何を・・・・リ、リズ中尉ここで何をしている」
 リズ「あら、νガンダムの調整の為ですよ」
 アムロ「チェーンは?」
 リズ「あの子にフルアーマーは調整できませんよ」
 ブライト「なあアムロ意外と手癖が悪いのは知っているが・・・」
 アムロ「違う!! こいつは例のフルアーマーνガンダムの製作者だ」
 リズ「申告します。連邦軍本部MS開発局所属リズ・ゼロ技術中尉であります」
 ブライト「ああ。ロンド・ベル司令、ブライト・ノア大佐だ」
 リズ「遅れましたが乗艦許可を願います」
 ブライト「許可する」
 アムロ「ダメだ! ブライトこいつは悪魔なんだ。自分の為ならシャアさえ欺くんだよ」
 リズ「酷いです大尉。いくら恋人のチェーン准尉と代わったからと言ってあんまりです」

 副艦長のメランを始め、ブリッジ内の視線がアムロに刺さった。

 ブライト「なあアムロ俺もそう思うよ。女性にかなり酷すぎるぞ」
 メラン「私もそう思う。謝った方が良いぞ」

 
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