14 海賊王に、○○はなる。
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_「あァ、あの子どものことかァ。すっかり忘れてたァ。大したもんじゃないか、あの中を逃げ出すなんて。先が楽しみだねェ。」
_「ケッ!)感心してる場合か?」
_「駆け引きなんて、必要ないヨ。吉原が欲しいなら、鳳仙の旦那を殺しちしまえばいいんだ。」
_「アホかァッ!オレたちのせいで、春雨と夜王でドンパチ始めることになれば、上に殺られんのはオレたちだぜェ?」
_「その時は、上もオレが、皆殺しにするヨ。」
_「で?その後あなた様は、海賊王にでもなられるんですか?」
_「それもいいかもねェ。上に行けばそれだけ強いヤツにも出会える。」
_「ハイハイ。志しの高い立派な団長を持って、私どもは幸せですよ。コンチキショウ!」
_「どこ行くんだヨ?阿伏兎。
もう帰ろうヨ。」
_「帰れ帰れェ!怖いジイさんに殺される前になァ!鳳仙に貸し作ったまんま帰れねェよォ。我々下々の者は、団長様の尻拭い、いや海賊王への道を切り開きにでも行くとしまさァ。クヘヘヘ)」
_「頑張ってネェ〜」
なんて呑気な野郎だろうか。
15分くらい経ってようやく現場が落ち着いたので、最上階にワープする。
晴太くんが神威に連れられているところを見た。
よし、これでとりあえず安全である。
入口方へワープした。
ツッキーの声がする。
_「ここでしばらく食い止める。先に行きなんし。」
とりあえず壁に張り付いて、話が終わるのを待つ。
_「月詠さんッ!?」
_「お前、死ぬ気アルか?」
_「部下の躾は頭がするさ。」
_「火種をよこせ。おめェと一緒に無くなられちゃァ、困るんだよ。コイツが使えなくなっちまうだろォ?」
_「最後になるやもしれん。一服…」
_「ダメだ。さっさとよこせ。」
_「銀さん…!ホントに置いてつもりですか!?」
_「そんなに吸いたきゃ戻ってこい。必ず戻って吸いに来い。さっさと戻ってこねェと、しゃぶり倒すからな。」
_「フン)」
とりあえず銀時たちが上がってきたので、彼らを誘導する。
_「鳳仙の元へ行かれるんでしょう?」
_「ああ。」
_「では、私についてきてください。」
_「オレたちゃァ、お前を信用していいのか?」
_「はい、もちろんでありんす。
頭よりそう命令を頂きまして。
さ、こちらでありんす。もし敵に出くわした場合は、私をおいて先に行きなんし。わっちはその場に残りんす。」
ただひたすら走って、あともう少しというところで敵に出くわした。
_「さ、主ら、先に行きなんし!」
先に行くのを見送ってから、戦う。
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