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【アンコもどき小説】やる夫は叢雲と共に過剰戦力で宇宙戦艦ヤマトの旅路を支援するようです
開戦四年目から五年目 ボラー連邦接触と地球議会選挙
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線は維持されていた。
「このあたりが攻勢限界点だろうな」
銀河系ガミラス領の2/3近くを制圧している宙域図を眺めながら俺がぼやく。
前年度から派遣しているスター・デストロイヤーの艦隊は12中2隻撃沈、2隻大破。
それ以上にぼやきたくなるのは、搭載していたTIEファイターの八割近くが撃墜されたという事実だった。
武蔵さんがレポートを手にその理由を説明する。
「掃討戦がガミラス領深部に行けば、ガミラスの基地と多く当たるのは当然。
その基地からの戦闘機との交戦の結果かと。以上」
「結局今までと同じで、戦闘機戦ではガミラスに分があるという事ね」
叢雲のため息に今度は鹿角さんが口を開く。
悪いニュースではなかった。
「jud.
ですがTIEファイターが戦線を支えているおかげで、パイロットの訓練プログラムに改善の機会を得る事ができました。
訓練時間の向上に伴い、XウイングおよびYウイングのパイロットの練度向上の報告が入っております」
XウイングおよびYウイングのパイロット練度向上 11% 撃墜数より削減
「今のところは勝っているからこそできる芸当だな。これは。
勝っているから訓練時間が伸びて生存率が上がり、負けているから訓練時間が減って生存率が下がる」
かつて第二次世界大戦の航空戦でこの傾向はデータとして残っている。
パイロットの育成は膨大な時間と資金がかかるが、本土防衛という末期戦状態から状況が改善したからこそ、このあたりがストレートに効いてくる。
「それならば、TIEファイターも偏向シールドがついたTIE/foタイプにしたら?」
叢雲の言葉に俺はしばらく考え込む。
新型機の生産はどうしても現場を混乱させて、保有戦力の減少を招きかねないからだ。
「今、生産している分とプローグから購入している分で保有機数収支は黒字のはずだが、これをTIE/foタイプに切り替えるとどうなる?」
俺の質問に鹿角さんと武蔵さんが答える。
「jud.
切り替えと製造工程の追加で、生産数が三割ほど落ちるかと」
「現在のTIEファイターが3000機ほどあるので、今回の消耗数でも三年は持ちます。
また大規模会戦が発生したとしても、一回はいままでの戦力消耗に耐える事ができます。
切り替えならば、今がチャンスかと思います。以上」
二人の説明に俺も決意する。
「分かった。
TIEファイターの生産ラインを変更し、TIE/foタイプに切り替えてくれ」
「jud.」
「かしこまりました」
侍女人形二人が返事をしたのを確認して、俺と叢雲は改めて宙域図を眺める。
視線の先に有るのは、ガミラス捕虜から聞き出したガミラス銀
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