十四日目
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「なぁなぁどこいくんだよ?」
「ダイシーカフェって喫茶店だ」
「運任せカフェ?」
「さぁな」
葵と話ながらダイシーカフェへ向かう。
歩いて十分くらいの所に、それはあった。
「居酒屋?」
「いや…一応ドアにカフェって有るが…まぁとにかく入るぞ」
ぎぃぃ…
俺はドアを開けた。
中には…
「いらっしゃい!」
バタン!
直ぐ様ドア閉める。
「どうしたんだ灯俊?」
「なんか…ヤバそうな人がいた…」
なんなんだあの大男は…
「ヤバそう?」
「ああ…筋骨隆々のスキンヘッドでいかにもヤバそうな大男が…」
「ふーん…」
そう言って葵は…
ぎぃぃ…バタン!
「よし、帰ろうぜ灯俊」
「そうだな」
すると突然アニソンが鳴り響いた…と言うか俺のケータイの着メロ…
「もしもし灯俊です」
「『トード?』」
「なんだキリトか…何の用だ?」
「『今お前がいる店の中から掛けてるんだ…恐がらなくていいから入ってこい』」
この中から?
「あのいかにもマフィアですってカンジの大男は?」
「『ここのマスター。そんなに怖くないぞ』」
ふむ…
「なんかあったら細切れにする…リアルでな」
ピ…
通話終了ボタンを押して…
ぎぃぃ…
ドアを開けた。
「お、おい灯俊!」
と葵が袖を引っ張るが…
「大丈夫、なんかあったらあのバカを細切れにするから」
「そういう話じゃぁ…」
店内を見ると…
「ようトード、久しぶり」
「よう英雄、元気だったか?」
中にはキリトが居た。
その後ろ…カウンターには例の大男が凄く暗い空気を纏っていた。
「紹介するよ、コイツはエギル。SAOサバイバーだ」
「ふーん…俺は明日葉灯俊。もしくはカオスブレイブズ団長付き相談役ポイズン・トード」
「アンドリュー・ギルバート・ミズルだ…」
と尚も暗い。
「元気出せよエギル。お前カッコいいって。な?」
とキリトが励ますが…
「あぁ…うん…」
あ、ダメだなコレ…
それと…
「おーい!葵!入ってこいよ!」
「ふぇ!?」
ドアの隙間からこっちを見ている葵を呼ぶ。
「だぁいじょぶだって!」
葵はオドオドしながら入って来た。
「ん?彼女か?」
「いや、幼馴染だ…葵?」
「霧島葵だ。宜しく」
「ああ、宜しく」
ふむ…この男…
「女みたいな面だな」
「人が気にしてる事言うなよ!?」
「姫と並んでたらレズカップルに見えるんじゃね?」
「……………………取り敢えず座れ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ