宇宙戦艦ヤマト異伝
乗組員交代
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柱、紅炎《プロミネンス》も避け全速前進。
地獄の蓋が開いたかと思える火炎地獄を掻い潜り、後方の魚軍団を引き離す。
煮え滾る炎の海を突き破り、巨大な火山弾が次々と噴出され雄大な軌道を描く。
直径は軽く戦艦の最大幅を上回り、直撃を喰らえば圧し折られる事は確実。
林立する紅炎《プロミネンス》と交差する障害物、散弾の嵐が前方を遮る。
落下する巨大隕石《メテオ》の雨、炎海から噴上げる火球《ファイヤー・ボール》。
太陽ビームに匹敵するやもしれぬ猛威が吹き荒れ、ヤマトの頭上を火の海と化す。
陽炎の如く視界を歪める超高熱にも関わらず、様々な編隊が前方に出没。
ヤマトの様子を窺い、慎重に接近する巻貝状偵察艇《クロドライド》6機。
小型突撃艇《ロロキン》10機は猪突猛進、球状駆潜艇《バルビデカ》5〜11機は爆雷を投射。
金魚型巡視艇《アミド》5〜10機が嗅ぎ回り、甲殻状哨戒艇《スキアダム》8機は優雅に舞い踊る。
パルス・レーザー砲が閃き、的確に軽量艇を撃墜の直後。
古代化石魚《シーラカンス》を髣髴とさせる魚影が現れ、ヤマトに突進。
間一髪で避け、大口径の衝撃砲を撃つが。
6本の螺旋光線は鱗に弾かれ、鮮烈な青色光《ブルー・ライト》と化して撒き散らされた。
5方向弾を発射した獰猛な顎《アギト》が開き、ヤマト艦首を噛み砕く直前。
ドメルの指示が飛び、ハイデルンが応える。
「開口部を狙え!」
「了解《ラジャー》!!」
照準は、正確の一言。
火炎弾を発射せんと大口を開けた瞬間、光の束が1点に集中。
勇敢なる宇宙機械魚が膨れ上がり、大爆発《ビッグ・バン》を起こす。
炎の化石王《ファイヤー・キング・フォスル》が、粉々に砕け散った。
次なる敵は過激な桃色の影、装甲機械化された月虎魚《ミノカサゴ》。
尖鋭な超絶の針《ハイパー・スティング》が煌き、距離を詰める。
優美に舞う観賞魚の如く巨大な背鰭と尾鰭、左右の鰭が印象的であるが。
口から断続的に強力な破壊光線、レーザー・ビーム発射直後に巨大砲弾も吐き出す強敵である。
ヤマトの全長をやや下回る砲弾を避け、大中の衝撃砲9門を連射。
光線を浴びた巨体が震え、内部衝撃波の無限増幅で真紅に変色する。
千本の短剣の異名を持ち、猛毒を秘めた美しい薔薇が砕け散った瞬間。
瓜二つの怪魚が逆方向から現れ、ヤマトに突撃。
短針銃の如き毒針を撒く隙を与えず、後部の衝撃波砲6門が一閃。
大爆発の連鎖反応が眼下を占める真紅の領域、太陽の表面に異変を呼んだ。
摂氏6千度を超越する紅蓮の炎、海が煮え滾り凄絶な渦動と激流に変化。
天に達する摩
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