宇宙戦艦ヤマト異伝
乗組員交代
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変化も生じている。
ダライアス星系の人類興亡を巡る星戦の帰趨、後世の歴史家に語られる史実も変貌。
多元宇宙の一角で黄金律《パターン》の改変が生じ、数多の構成要素が影響を受けた。
『戦いは、終わった。
だが彼等を待ち受けていたのは、広大な密林《ジャングル》と、荒れ果てた大地だった。
オルガでは何千年もの時が経過し、ダライアスの人々は1人も生き残っていなかった。
…何と言う事だ。
ダライアスの人々は、既に、絶滅していたのだ』
目標の次元界は上記の分岐先へ向け、刻一刻と時を刻んでいる。
真田班長以下メカニック達が地球船団の標準装備、補助推進用の設備を格納庫に搭載。
ヤマト周囲に重力場を創り前後左右、全方向に急激な機動が可能となった。
遠い昔に第五番惑星を離れ、大マゼラン星雲に逃れた第1次人類の子孫は。
強力に改造された戦艦ヤマトに乗り、銀河系に飛んだ。
メローラ姫の指示に従い、燃え盛る恒星の傍に遷移の直後。
前方から異形な物体、宇宙戦艦を遙かに凌ぐ超弩級の魚群が現れた。
怪異な機械魚の大群は精神感応、心話に匹敵する意思疎通能力を披露。
ズォーダー大帝の超巨大戦艦、伝説の要塞《死の星》に匹敵する怪魚も散見される。
魚型巨大戦艦は衝撃波砲、断続式光線砲の連射を見事に回避。
沖田艦長に託された偉大なる戦艦ヤマト、希望の星を傷物にする訳には行かぬ。
「針路転換180度、恒星引力圏に突入!
金属腐食生命ガス同様、太陽に喰わせてやる!!」
「了解しました!
艦首回転、第1戦速!!」
「総員、宇宙服を着用!
重力に対抗し得る速度を維持、恒星表面を突破します!!」
ヤマト臨時乗組員は総て、青水晶の強化服を着用。
太陽《アポロン》表面、灼熱地獄に備える。
金属腐食生命ガス同様、無数の機械魚群は追撃を諦めなかった。
燃え盛る恒星の引力圏に巨大な青影、装甲機械兵《ソイド・ビック》も現れ針路を塞ぐ。
装着する重砲の連射、火球の嵐が地球製の超弩級戦艦を襲う。
青白い炎塊を避けると遊星爆弾ならぬ巨大な影、隕石《メテオ》が頭上から落下。
ヤマト後方には超弩級の魚群、宇宙怪獣の大群が追尾する。
前方6門の衝撃砲が閃き、装甲機械兵を直撃。
盛る太陽の表面から超高温を物ともせず、新たな敵が現れた。
火炎鮫《ファイヤー・シャーク》が跳躍、体当たりを試み艦橋に迫るが。
中口径の衝撃砲から光芒が伸び、獰猛な鮫を粉砕。
摩天楼の如く林立する紅蓮の火
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