銀河動乱
同盟軍の進撃
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な勇者は皆無であった。
他の星域に影響が及ばぬ様、暗黒星雲外縁部から徐々に消し去る計画と通告。
帝国艦隊の旗艦に《銀河系を壊した戦艦》、の汚名を着せる訳には行かぬ。
ディスラプター副作用、星雲内部の雪崩れ現象も警告。
様々な損害賠償の請求受諾、和平交渉の開始を超空間通信《ハイパー・ウェーブ》で勧める。
制限時間が尽きる直前クーデター勃発、盟主死亡、要求受諾の通報を受信。
ナスカ提督に酷似の巡航艦艦長、ダル・カールル指揮の数隻が確認に赴く。
暗黒星雲同盟の首都ティラン着陸後、先遣隊は通報が真実と報告。
ロン・ギロン司令長官に武装解除を任せ、極秘資料を直接回収の為と称し地球に向かう。
ヤマト離艦の直前、戦友達に感謝の辞を述べる事に決めた。
「諸君は裏切り者の汚名、濡れ衣を着た私を助けてくれた。
恩義に応え、真実を話そう。
ザース・アーン本人は銀河系統一の為、過去界の地球を調査している。
私は地球人《テラナー》ジョン・ゴードン、第2皇太子の身体に宿る別人格だ。
研究所の機械を使えば時を超え、星体《アストアル・ボディ》を送る事が出来る。
私と第二皇太子が精神交換の最中、潜宙艦《ファントム》が現れたのだよ。
諸君の援護に拠り、銀河大戦《ギャラクシアン・ウォーズ》は帝国の勝利で幕を閉じた。
別人の精神が宿った儘で制限時間を超えた場合、人格崩壊に至る。
諸君の援護で暗黒星雲同盟の脅威は潰え、大帝と第一皇太子も数日後に回復する。
私は第二皇太子との約束を守り、自分の役を立派に演じ終えたと思う。
本来の身体、過去界に帰る刻が来たのだ。
今は拍手で、私の退場を祝ってくれ給え」
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