銀河動乱
同盟軍の進撃
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ていた。
非武装の輸送船を護る為、帝国側の艦艇は無照準で邀撃出来ず被弾損傷。
戦闘艦が航行中、突如として自爆の目撃例も後を絶たぬ。
ショ−ル・カン配下の艦長達は意表を突き、狼群戦法を厳守。
不利な重火力戦は避け、隊列を組まず、一撃離脱戦法《ヒット・アンド・アウェイ》に徹する。
宇宙の狼《スペース・ウルフ》、ドメル将軍に劣らぬ勇者達は絶対的な戦力差を無視。
幽霊艦隊《ファントム・フリート》と化し、謎の新兵器で重防御の戦艦も次々に撃破された。
防御不能の新兵器で帝国艦隊壊滅、戦闘不能の欺瞞情報も乱れ飛び恒星王国群は動揺。
通常の艦隊戦と異なる展開に幕僚達は狼狽、秘密兵器を使う他に道は無い。
ディスラプター装着、ヤマト発進の直後に艦橋上部の通信スクリーン全域が急変。
画面上に異様な模様《パターン》が瞬き、眩暈を誘う。
伝説の催眠暗示能力者《ヒュプノ》、オーヴァヘッド創造の精神物理学的共鳴作用を励起。
ヤマト艦橋の要員は催眠暗示攻撃の虜と化し、非人間的な赤い光を瞳に帯びる。
妖波動が意識を暗転させ、心身喪失状態に陥れ盲目的な破壊衝動を解放。
各種エネルギー制御機構を無茶苦茶に操作、自爆に導く罠だ。
星暦20数万年の星間国家、諜報機関群も精神制御対策は怠っておらぬ。
思考波スクリーン発生装置の艦内携帯は通常、破壊工作員を発見の為に厳禁であるが。
ダライアス星系の苦い経験に基き、皇太子の特権を駆使して精神遮蔽装置を常時展開。
ヤマト自爆の事態を阻む為、麻痺銃《パラライザー》で艦橋を薙ぎ払う事が出来た。
全員に活を入れ意識を回復の後、状況を説明。
第1艦橋に機械要員《ロボット》を配置、麻痺銃を照射の自動命令を組み込む。
自動計測装置を検査の後、新兵器の概要が判明。
催眠暗示攻撃の直前、レーザー通信波が計測されていた。
敵艦は闇《ダーク》航行の儘、至近距離から無照準で短距離限定の通信光線を照射。
超空間通信波《ハイパー・ウェーブ》と異なり、極度に集束の通信波は他の艦に届かぬ。
妖波動を見た艦橋要員が錯乱状態に陥り、自爆の為に観測データ伝達も阻まれ通信波攻撃を隠匿。
秘密兵器の短所が暴露される事無く、帝国艦隊の恐慌を煽り続ける事が可能であった。
艦隊司令部に情報を廻し、レーザー通信波の計測装置に射撃指揮システム直結を指示。
帝国最大の要塞、死の星《デス・スター》周辺宙域に戦闘艦を集結させる。
各地で敵味方の全力疾走が開始され、一点に集中。
レーザー通信波、妖波動の表示、麻痺銃の照射、送信源を射撃、敵艦撃破、の報告が相次いだ。
ヤマト艦首を要塞の敵側、敵艦が比較的多数と期待する宙域に固定。
ディスラプター主解放スイッチ、運命の引
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