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V作戦と転生者
第1話完結
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 UC0079年4月

 連邦軍V作戦発動
 俺はライル・シバタ技術中尉。

 ただいまテム・レイ少佐からモビルスーツ(MS)の説明をみんな熱心に受けている所である。
 
 俺は暇なので色々と図面を作成していた、テム少佐が睨んでいるのに気付かない程集中して。

 テム「そこの君、君にはこの説明会の重要性が、分かっているのかね」

 ライル「はあー。自分はもう理解しておりますので、他の人に説明してあげてください」

 テム「ふざけているのかね。君が先程から書いていた物を持って来たまえ」

 ライル「いえ。これは少佐殿に見せるようなものではありませんので」

 テム「いいから、持って来たまえ」

 仕方が無いから持って行くか、図面を取りまとめテム少佐に手渡した。

 RGM−79Nジム・カスタム、RGM−79Qジム・クゥエル、RGM−79SRジム・スナイパーU、・・・・・・・・・・・RGM−89ジェガン、RGM−96Xジェスタ、ビームサーベル、ビームライフル、ビームバズーカ、Iフィールド、LCAM−01XAアークエンジェル、ラミネート装甲、PS装甲・・・・・・・・・・等々。


 テム少佐が受け取って10分、突然少佐が気を失い倒れ救護班に運ばれて行った。

 レビル「すまんが中尉。わしにも見せてくれ」

 レビル将軍も図面を見るなり、驚愕した顔でいっぱいだった。

 レビル「中尉。君はこの時間でこれを書いたのかね?」

 ライル「はあー。以前から書いていたのもありますが」

 レビル「中尉。これはもう生産できるレベルだぞ」

 ライル「提出は幾度かしましたが、全部笑われて返されましたもので」

 レビル「何て事だ。これさえあれば今頃戦争は、終わっていた筈なのに」

 その時、部屋にテム少佐がよろめきながら帰って来た。

 テム「レ、レビル将軍。彼をV作戦の責任者に。私ではこれ程の物は作れません」

 レビル「そう慌てるな。彼も困っている」

 ライル「そうですよ、少佐。私は量産性を追求した物を書きました。しかし一騎当千のMSと少佐の作られた教育型コンピューターが必要です」

 テム「一騎当千のMSと私の教育型コンピューター」

 ライル「私は器を作りました。しかし中身が無いのです。そう実戦データーです。それが無ければこれらは動きません」

 レビル「そういう事だ。少佐がんばってくれたまえ。それからライル中尉、君にはテム少佐の補佐を頼む」


 げっ、俺に死亡フラグを押し付けるなよ、じじい。
 テム少佐からも頼むと言われてしまった。
 仕方が無い、あきらめて引き受けるか。

 翌日転属の辞令と共に大尉への昇進が決まった。


 何故俺がこれだ
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