せいちょうき
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の手で、撫でてくれた。
「うみゅ?」
「よくやったよ。お前は。
ダンジョン十五階層…中層まで一人で行けるなんてよ」
「いえ…ただ夢中で…」
「いいんだよ。まぁ、後でリヴェリアには怒られるだろうがな」
うげ…忘れてた…
side out
「それで?ベルのステータスの事かい?」
「ああ、その通りや」
ベルが出て行った一室。
「さっきのベルのステータス、2掛けしとんのや」
「2掛け?なぜそんなことをした?
実力を見誤れば…!」
席を立ちロキに詰め寄るフィン。
しかし、ロキは動じない。
「アホ。2掛け言うたら、『0.2倍』やろが」
「0.2…?なら…だとしたら…!?」
合計…1500オーバー…
「まぁ、低めに言うとけば無茶もせぇへんやろ」
「ま、まぁ、一理あるが…」
彼はドカッと腰を下ろし、納得したような声を上げた。
「ベルの奴、どんな無茶苦茶したんやろな。
スキルの中身考えるに…相当死にかけとるはずやで。
いや、もしかしたら…」
≪夜と闇と死の眷属-ティルナファ・ファミリア≫
・死に近付くほど成長する。
・他者の命と引き替えに甦る。
「『他者の命』…他者、つまり倒したモンスターの命と引き換えに甦ったと?」
「そこら辺は…ベルに聞く他あらへん」
「聞くのか?」
「遠回しにな。モンスター討伐数の自己申告とステータスの上がり具合から予想するしかない」
「ベートかレフィーヤ辺りに聞いて貰おう」
「あー…リヴェリアやったらお説教やな…」
side out
もふもふもふもふもふもふもふもふ…
「なぁ、ベル」
もふもふもふもふもふもふ…
「なんですかもふ…ベートさん」
もふもふもふもふもふもふ…
「おい今俺の事なんて言った?
あぁ…いや、まぁ、いいや…楽しいのか?」
もふもふもふもふもふもふ…
「はい!スッゴク!」
もふもふもふもふもふもふもふもふ…
「そうか…」
新人がベートの尻尾をもふっているのを見て、中堅団員が卒倒しそうになったのは、また別の話。
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