せいちょうき
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遮った。
「ベル。ステータスの更新しよか」
「ステータスですか?」
「おう。15階層まで潜ったんやろ?
せやったら相応のエクセリア持っとる筈や」
「わかりました」
何やら強引に話を逸らしたようにも思えるが、僕もステータスは気になるので従う事にした。
上着を脱ぎ、ベッドにうつ伏せになる。
「ほな。やろか」
腰のあたりにロキが乗る。
身長の割にはロキは軽……
あっ…そういうことか…
「ベル?なんか失礼な事考えてへんか?」
「ロキは身長の割に軽いなぁと」
「おお!そうけぇそうけぇ」
チラリとフィンさんを見ると、顔を背けて、肩を震わせていた。
どうやらフィンさんは察したらしい。
「じゃぁ、いくで」
ロキの指が、僕の背中に触れる。
「……………なるほど」
ロキはポツリと呟いて、それ以降無言だった。
沈黙が重い。
何故だろうか?
デバフの表示でも出たのかな…?
あれ?背中のステータスってバフとかデバフとかもでるのかな…?
それともステータスの伸びが悪いとか…?
「終わったで」
ロキが退いて、体を起こし、上着を着る。
「ステータス写すから、ちょい待ってぇな」
ロキが持ってきた紙にサラサラと書き記す。
ステータスはSTR、AGI、DEX、VIT、MINなどの数値が書かれている。
五分程して、ロキからステータスシートを渡された。
「スキルはわかっとるやろうから省いとるで」
「はい」
受け取った紙には…
力 0→66
敏捷 0→56
耐久 0→37
器用 0→62
魔力 0→89
「合計300超え…?」
「どうしましたフィンさん?」
「あ、あぁ、いや、なんでもないんだ」
「ベルは成長期やからな。
伸び率もええやろ」
「これって早い方なんですか?」
「うん。普通ならここまでは上がらんよ。
まぁ、今の内に伸ばせるだけのばすとええよ」
成る程…ステータスって『成長期でも』300くらいしか伸びないのか…
「ベル腹減っとるやろ?
食堂でなんか食うてこい」
「う、うん」
ロキに言われ、ベッドから降りる。
「後で行く。ベル、先に行っておいてくれ」
「わかりましたフィンさん」
するとフィンさんは苦笑した。
「団長」
「?」
「フィンさんなんて他人行儀な言い方はよしてくれ」
あぁ、なるほど…
「わかりました団長!」
「うん。行ってよし」
「はい」
ドアを開けると、ベートさんが居た。
「ずっと居たんですか?」
「うっせ」
ベートさんが、そ
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