七日目
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ああ、あんたのお陰でこのゲームの事が分かるかもしれない」
「?」
「いや、なんでもない。
それに…そういう訳なら少し急ぐとしようか…」
ゆさゆさゆさゆさ…
「おい、リーファ、起きてくれ」
「う〜ん」
「起きろー」
「あと五分…」
ニヤリ…
「おい、キリト」
「ん?」
「よく見とけ」
俺はストレージから氷を取り出す。
それもただの氷ではなく、ノーム領で取れる"万年氷鉱"だ。
それを…
ストン…
「ひゃぁぁぁぁぁぁ!?」
リーファの背中に落とした。
ズドン!
「ごふぁ!?」
案の定リーファに殴られた。
「ま、前が見えねぇ…」
いや、冗談抜きで’前が見えねぇ’状態なんだが。
「自業自得よ!なに!ハラスメントコードでバンされたいわけ!?」
「叫ぶな叫ぶな、邪神が寄ってくる…」
「アンタのせいよ!」
さて…リーファも起きた事だし…
「二人とも」
「ん?」
「何よ?」
「脱出するぞ」
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