5.Nの疾走/走り屋で探偵で
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二人で一人の探偵なんだから」
風階 風谷支店にて。
周辺に車を停め、店の付近の人物をくまなく観察していると。挙動不審な人物がいた。翔太郎は依頼人に借りた写真と比較する。
「ビンゴ」
写真の男、戸上洋介だった。つまり今までの一連の放火事件は戸上洋介の仕業だった、と言うことだろう。
「あんたが戸上洋介だな」
「…………あんた、この店のやつだな」
「……は?」
「俺たちはお前らを、ゆ゛るざない゛」
『Flare!』
『俺たち』。その言葉を追及しようとした翔太朗を尻目に戸上はガイアメモリを首のコネクタに挿す。
『?ぉああああああああ!』
フレアドーパントは雄たけびを上げ翔太朗に向け、炎弾を飛ばす。しかしそれを『S2000』が翔太朗との間に入るように防いだ。
「いくぞ―――――レイヴン!」
翔太朗はどこからかベルトを出し、腰に巻き付け。イグニッションキーを回した。
腰に待機させていたミニカーのようなもの、『シフトカー』レバーモードに変形させ。左手首に巻いたブレスレット上のもの『シフトブレス』にシフトカーを挿しレバーを倒し翔太朗は自身の戦いへの覚悟を宣誓するための言葉を叫ぶ。
「―――――変身!」
『Drive!Type Nexus!』
瞬間銀色のパワードスーツが自身の周囲に展開し翔太朗に装着した。
装着した翔太朗のパワードスーツは車の意匠が所々されているように見えた。そして、S2000からタイヤが飛来し左肩から右脇下にかけて装着した.
「おい!ドーパント!――――ひとっ走り付き合えよ!」
一方探偵事務所では、
「ん。はいよ」
私と魔理沙がレイヴンの入れたコーヒー――ぶっちゃけ翔太朗のよりうまい――を飲んでいると、突拍子もなく返事をした。いったい誰に対する返事なのか、私たちは知る由もなかった。
返事の直後、レイヴンの体が発光したかと思うとすぐに収まった。
「おいレイヴン!大丈夫なのぜ!?」
「ん〜。ああ、大丈夫大丈夫。なんともないから」
「…………」
「魔理沙行くわよ」
「は?行くってどこに?」
「あいつのところよ!レイヴンちょっと出てくるわ」
「あいよ。多分今からなら間に合うから。行ってきなさいな」
何だろうか。この何とも言えない違和感は。レイヴンはなんともないと言っていてが何かが違う。具体的には言えないが。すっぽりと抜け落ちたように感じた。いや、私の勘が言っていた。
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