暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica9-Cザンクト・ヒルデ魔法学院・学院祭〜Confession〜
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じゃがバター5つくださ〜い!」
「味付けはバター、チーズ、生クリーム、カレー、塩の5種で!」
「ありがとうございます〜♪」
人数分のじゃがバターを購入して、飲食が出来るように設けられた休憩所へ。一般のお客さんや学院の生徒がそこで食事をしてる。わたし達も空いてる席に着いて、「いただきます!」とフォークを手に取る。
「ヴィヴィオ、チーズ味ちょっとちょうだい!」
「いいよ〜。リオのカレー味もちょっともらうね〜」
味を別々にしたのは、みんなで色んな味を楽しむため。結構サイズが大きいから、1人分を5人で分け合える。そして「ごちそうさまでした!」って手を合わせて挨拶。お腹いっぱいじゃないけど、これから体を動かすとなればそこそこで十分だ。
「さてと。最初の食事は終わったけど、どの出店で体を動かそうか?」
「じゃあこれなんてどう? キックスケーターレース」
リオがパンフレットをわたし達に見せて、ある出展物の項目を指差した。子供の部と大人の部の2種類があって、一度に5人までのレースみたい。最初の運動系としては悪くないと思うから、「異議な〜し」だ。そのレースが行われる中等科の運動場へとやって来たわたし達は、「参加します!」と受付の先輩に申請した。
「ありがとうございます! ではルール説明をさせてもらいます。とは言っても実に簡単。我がクラスのランナー2人に、あなた達のうち4人が先にゴールすれば勝ちとなります。難度は3種類。普通、速い、最速。君たちなら普通レベルが良いと思うけど・・・」
そう提案されたけど、わたし達は話し合いして「最速で!」と無茶とは思うけど最高難度を選択。受付の先輩も「本当に?」って心配してくれた。
「はい!」
「何事にもチャレンジ精神なので!」
「あら。うふふ♪ それではどなたが参加しますか?」
「では私が辞退を。この中では一番ひ弱なので」
イクスがそう言って挙手。コロナも手を挙げ掛けてたけど、そっと戻した。コロナもインターミドルに出場するって決めてからのトレーニングで、かなり体力を付けてるはずなんだけど・・・。とにかく、わたしとフォルセティとコロナとリオの4人で、中等科の先輩2人と競い合うことになった。コースは折り返し含めての全長100mほど。上り下りの三角山、S字カーブ、細道、ジグザグ路、といった感じ。エントリーシートに名前を書いて、キックスケーターをレンタル。
「先輩として手加減できたらいいんだけど、これも出し物のルールだから手加減無用になっちゃうけど・・・」
「ごめんなさいね、勝たせてもらうわ」
「いえ。わたし達も鍛えているので」
「手加減無用、上等なのです」
わたしとフォルセティでそう返す。お互いに本気の全力全開で競ったうえで負
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