暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica9-Cザンクト・ヒルデ魔法学院・学院祭〜Confession〜
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――」

「「ダメ♪」」

そう言ってアインハルトはルシルさんの元から離れようとしますが、「シャルちゃん。クラスの担当に報告お願い。アインハルトちゃんを休ませます、って」ってシャマル先生が制止しました。

「ん。アインハルト。本局医務官からのドクターストップ、無視なんかしないよね?」

「あ・・う・・・はい」

「よし、良い子♪ ルシル、わたしが保健室に案内するからアインハルトを運んできて」

「了か――」

「あ、あの! 自分で歩けますので! それにその・・・恥ずかしいの・・・で・・・?」

慌ててルシルさんから離れようとしたアインハルトが彼の手を取った瞬間、彼女の瞳から大粒の涙が溢れ出た。その様子に「どうした!?」とルシルさんが仰天して、はやてさんが「ルシル君?」と低い声でそう呼びました。

「いや、ちょっと待て! 俺は何もしていないぞ!」

「ほらほら、お約束はあとあと。シグナムかアインス、どっちでもいいからアインハルトを背負ってあげて。シャマル先生は保健医に事情説明。わたしは5-Bの担任に事情を説明するよ。で、なのは達は・・・やる事ないから自由時間ということで」

シャルがテキパキと指示を出してくれたことで、アインハルトは保健室でゆっくりと休むことが出来ました。

†††Sideイクスヴェリア⇒ヴィヴィオ†††

アインハルトさんが寝不足でダウンしちゃうっていうアクシデントがあって、アインハルトさんと休憩時間が同じなら一緒に学院祭を回ろうと思ってたんだけど・・・。うーん、残念だけど、2回目の休憩は、わたしとフォルセティとコロナとイクス、それにリオのチームナカジマメンバーで過ごすことに。

「ヴィヴィオ。そう暗い顔をしないでください。アインハルトも、私に構わず楽しんで来て下さい、と言っていたでしょう」

「うん・・・」

「ここで変に気を遣って僕たちが楽しめなかったって知ったら、アインハルトさんも気に病むと思うから・・・ほら、行こうヴィヴィオ♪」

フォルセティがわたしの手を取って歩き出した。アインハルトさんには申し訳ないと思いながらも、「うんっ!」ってわたしは頷いた。そういうわけで1回目の休憩の時には回れなかった出店を目指す。

「どこから回る?」

「1時間あるし、体育系と飲食系を交互に行けばいいじゃん」

「そうですね。ではどちらかは始めます?」

イクスの質問に、「ご飯!」とわたし達は同じ意見だった。フロアで料理を運んでる時、もう香りだけでお腹が空いちゃってた。じゃあ何を食べようかって話になるわけで。パンフレットのマップを確認。そして一斉に「じゃがバター!」を指差した。えへへ♪って笑い合ったあと、じゃがバター店へ向かう。

「いらっしゃいませ〜♪」


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