暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica9-Cザンクト・ヒルデ魔法学院・学院祭〜Confession〜
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持って行くことなく、フェイトさんがそう尋ねました。

「はい。ノーヴェさんから伺っています。10代であること、セコンドが居ること、それに・・・クラス3以上のデバイスが必要、です」

「そうや♪ でな、すずかちゃん、ノーヴェ、ルールー、この3人から相談を受けてな。私がアインハルトのデバイスを造ろう思うんよ」

「え・・・!? あの、ですが真正古代ベルカのデバイスの開発は難しいと聞き及んでおりますが・・・」

「チッチッチ。侮ってもらっては困るよ? 私ら八神家は全員、その真正古代ベルカの魔法使いや。デバイスの1つや2つ、造ってみせるよ♪」

はやてさんが自信満々に胸を叩いて、ご家族の方々を見回した。それでアインハルトも「ぜひよろしくお願いします!」とフォークを置いた上で深々と頭を下げてお願いした。

「お願いします、はやてさん。・・・これで後は・・・ヴィヴィオとコロナのデバイスだけだな」

ノーヴェがそう言うと、なのはさんがチラリとヴィヴィオの方を見ました。ヴィヴィオはまた別のお客様に応対中で、なのはさん達の会話はおそらく聞こえていない。それを確認したなのはさんは、私に一瞥した後に人差し指をご自分の唇に当てました。何か聞いてもヴィヴィオには秘密、ということですね。コクリと首肯すると・・・

「実は、ヴィヴィオのデバイスはもう完成しているの」

なのはさんが小さなモニターを展開し、そこにぬいぐるみのようなものを表示させました。そしてそのデバイスの性能や特徴などを、アインハルトのデバイス製作の助けになるようにとはやてさんに伝えているところに、「イクス〜! 注文お願い〜」とフォルセティから応援要請が来たので、皆さんのテーブルより離れた。

「――ごちそうさまでした〜♪」

「美味しかったよ〜♪」

「んじゃイクス。初めての学院祭、精いっぱい楽しんで来てね〜♪」

「はい! ありがとうございます、シャル!」

そしてお昼のピークが過ぎた頃、シャル達が食事を終えてお帰りになる。シャル達が特別教室を後にするのをフロア係一同で見送ろうとしたところで、「え・・・?」とアインハルトが蹴躓いて転びそうになったのですが、「おっと」とルシルさんが抱きとめた。

「「「「アインハルトさん!?」」」」

「アインハルト!?」

ルシルさんにもたれかかっているアインハルトの側へと急いで駆け寄る。それにシャマル先生やアイリも俯いているアインハルトを診始めました。その間、私たちは心配ながらも「お騒がして申し訳ありません」と他のお客様に謝罪します。

「アインハルトちゃん。話を聞く限り寝不足が原因よ」

「躓いて転びそうになるほど注意力が散漫。ドクターストップね」

「あの、ですがこれからクラスの手伝いをしなければいけ
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