11 すぐキレるのは止めましょう。
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
れて見えなくなっちまうこともよくあるがよォ、それでも空を見上げてりゃァ、必ず雲の隙間から面を出すときがやってくる。だからよォ、あオレたちァ、ソイツを見失わねェように、空を仰ぎ見ることを忘れちゃァいけねェんだ。
背筋しゃんと伸ばして、お天道様ちゃんと見て、生きてかにゃァならねェんだ。…しみったれた面した連中に言っておいてくれ、空を見とけ、って。あの鉛色の汚ェ空に、オレたちが、バカデカいお陽さんを打ち上げてやらァ、ってな。」
_「悪いが断る。わっちも共に行くからのォ。」
_「吉原との戦いに、吉原の人間連れていくわけにゃァいかねェ。てめェ、裏切りもんになるぜ?」
_「言ったはずじゃ。わっちが守るのは日輪じゃ。吉原に忠誠を誓ったことなど一度もない。晴太を見殺しにする方がよほどの裏切りぞ。
それに、わっちも人に頼るばかりじゃなく、自分で探してみる気になったのさ。てめェのお陽さんというやつを。」
_「帰るとこ無くなっても知らねェぜ?」
_「大丈夫じゃ。だって主ら、吉原を叩き潰してくれるんじゃろう?」
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ