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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第四十三話 ナンバーズ 1
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事言っちゃ」
ヴィータの攻撃でダメージを追ったアスカがキャロのヒールを受けていた。
「絞まらないわねぇ」
ギンガがその様子を苦笑して見ていた。
ルーテシア達が捕まった頃、廃棄都市のとあるビルの屋上のでは、クアットロが何やら楽しげに空を眺めていた。
その隣には、栗毛色の長髪の少女が身の丈以上の大きなバッグを抱えて立っている。
公園でアスカに道を教えてもらっていた少女、ディエチだ。
クアットロと同じようなボディスーツの上に、茶色いマントを羽織っている。
「ディエチちゃん、ちゃんと見えている?」
クアットロの言葉にディエチは頷く。
「ああ。遮蔽物もないし、空気も澄んでいる。よく見える」
ディエチはそう答える。
ディエチが見ている方向をクアットロも見るが、彼女の目にはそれを捉える事はできない。
ディエチの瞳の中にあるセンサーが、ここからでは認識できないターゲットを見つめている。
レリックと保護した少女を乗せているヘリを、ディエチは見ていた。
「でもいいのか、クアットロ?撃っちゃって」
そう言いながら、ディエチはバックの中から巨大なカノン砲を軽々と取り出す。
「ケースは残せるだろうけど、マテリアルの方は破壊しちゃう事になる」
あまり乗り気ではないのか、ディエチはクアットロに確認を取った。
「うふふふ。ドクターとウーノ姉様曰く、あのマテリアルが当たりなら、本当に聖王の器なら、砲撃ぐらいでは死んだりしないから大丈夫、だそうよ」
クアットロはまるで意に介さない。
「ふーん」
ため息混じりにディエチが答える。諦めたようだ。
その時、ウーノからクアットロの通信が入った。
「クアットロ、ルーテシアお嬢様とアギトさんが捕まってしまったわ」
モニターを通して、ウーノが姿を見せる。
「あー、そう言えば例のチビ騎士に捕まってましたね〜」
トボケるようにクアットロが笑う。
一瞬、呆れたような表情を浮かべたウーノだが、すぐに顔を引き締める。
「……今はセインが様子を伺っているけど」
「フォローしますぅ?」
「お願い」
まともに相手をすると疲れるからか、ウーノは言うべき事を言って通信を切った。
「やれやれ、ここまでは順調だったのにねぇ」
クスクスと笑うクアットロ。
「何が順調なもんか。クアットロの書いた地図のせいで、私がどれだけ迷ったか分かってるの?」
ディエチも、悪びれないクアットロに呆れる。
「あ〜ら、それにしちゃちょーっと楽しそうだったけどぉ?」
「う……そ、それは色々見て回れたから……」
クアットロとの合流時、地図については一文句つけたディ
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