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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第四十三話 ナンバーズ 1
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。キャロが気を失って、エリオがキャロを抱えているんでしょ?ならそのまま後退して。こっちもできるだけ下がるから』
『で、でも!』
『忘れないで、スバル。アタシ達の任務はあくまでケースの確保。いま反撃してケースを巻き込んでしまったら、地上にも大きな被害が出るわ。このまま後退しつつ、相手を引きつける』
『……分かった。うまくヴィータ副隊長とリイン曹長と合流できれば、あの子達を止められるかもでよね?』
ティアナに諭され、スバルは落ち着く事ができた。
そこに、待っていた人達がやってきた。
『おし、中々いい判断だ。スバルにティアナ』
力強い、ヴィータの念話がそこに届いた。
「オラオラオラオラ!どうしたどうした!」
ノリノリで攻撃しているように見えるアギトだったが、内心あせっていた。
(くっそー!なんて頑丈なバリアなんだよ!アタシの攻撃が通らないなんて!)
アギトの炎撃はアスカのバリアに全て防がれていた。
(あいつらをチョットやっつけてルールーを逃がすつもりだったのに、これじゃあ動けねぇ!)
実際のところ、アギトはアスカ達を動けなくなる程度に痛めつけるか、隙を見て逃げるつもりでいた。
だが、アスカが素早くバリアを張り、その場に留まった為に攻撃をし続けなくてはならなくなったのだ。
「こうなったら……ん?」
アギトが更に強力な魔法を使おうとした時だった。彼女は大きな気配に気づいた。
「ルールー、何か近づいてきている。魔力反応……でけぇ!」
アギトとルーテシアが頭上を見上げたと同時に、
「うおりゃあぁぁぁぁぁぁぁ!」
雄叫びと共に天井が崩れ落ちた。
「!」「え?」
アスカはそのタイミングを逃さなかった。
素早くティアナを抱きかかえると、一気にスバル達の所まで後退した。
「捕らえよ!凍てつく足枷!」
崩れた天井の砂煙の中から魔法の詠唱が響き、ルーテシアの足下に冷気が渦巻く。
「う……」「なっ!」
反応が遅れるルーテシアとアギト。
「フリーレンフェッセルン!」
包み込むように氷の檻がルーテシアとアギトを閉じこめた。
「ぶっ飛べえぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
さらにヴィータがガリューに向かってギガントフォルムのグラーフアイゼンを叩き込む。
それに反応したガリューは左腕で受け止める。だが、
「どりゃあぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ヴィータは強引にグラーフアイゼンを振り抜いた!」
「……!」
その圧力に耐えきれなかったガリューは、壁に激突した。
そのまま、瓦礫に中に埋没する。
「おう、待たせたな」
グラーフアイゼンを通常の状態に戻して肩に担ぐヴィータ
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