第九十二話 庭園完成
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意」
「して、そこの者は何者じゃ?」
「はっこの者は、庭園の制作施行を行いました、ロベルト・ミッターマイヤーと申す者にございます」
「ふむ、此ほどの庭園を作り上げるとは、見事な者じゃ」
「御意」
「卿の顔が見て見たい、ミッターマイヤーとやら、面を上げ」
ロベルトは内心は心臓はバクバクしていたが、意を決して顔を上げる。
「うむ、ミッターマイヤー、見事じゃ。賞めて遣わす」
「ありがたき幸せにございます」
「うむうむ、此からも励め」
「御意」
良くやりますね、事前にシナリオが出来ているので、すらすらと話が進んでいきますよ。
いよいよカロちゃんの出番です、普段の忍姿《しのぶすがた》とは違い艶やかな姿です。
一度ニンニンって言わせたら、馬鹿受けでしたけどね。
「皇帝陛下、祖父に変わりまして、私がご案内致します」
「うむ、頼むぞカロリーネ」
「御意」
それからカロちゃんの独壇場でした、確り私がレクチャーしたかいがありましたよ。
「アレはどう言う意味じゃ?」
「枯山水とは、石と砂で島や水を表す方法でございます」
母様達も質問や散策をしています。結構皆さん評判が良いようで、落ち着くとか風が爽やかだとか行ってますね。でもアンネローゼは目立たないように余り動きませんね。
私としても各寵姫の方々にご挨拶をしていますから、必然的にアンネローゼの元へも行くわけですよ。
「グリューネワルト伯爵夫人、ご機嫌麗しく」
いきなりの挨拶に驚いてますね。
「テレーゼ様、ご機嫌麗しく」
「庭園はどうですか?」
「凄くすてきでございますね」
「私もこんな庭園は凄くすてきだと思いますわ」
「そうですね」
「所で、弟御はおげんきですか?」
いきなり振られたから驚いてますね。
「弟は最近は幼年学校で勉学に励んでいるそうです」
知ってるんだけど聞いて見たのさ。
「まあ、それはそれは、是非ともまたお会いしたいですわ、
私、最近料理にも凝り始めして是非グリューネワルト伯爵夫人と弟御をご招待したいですわ」
「テレーゼ様、ありがとうございます、弟も喜ぶと思います」
「そう言えば、弟御と共に幼年学校へ行かれた者が居るとか」
キルヒアイスの事を言うかな。
「弟の友人が共に通っております」
「まあそれはそれは、弟御も心強いですわね」
「そう思います」
「では、その友人も招待しますわ」
「けど、テレーゼ様にお会いできるような身分ではございませんので」
「いいのですよ、料理の腕を是非見て貰いたいのですから、
ヴェストパーレ男爵夫人も招待しますから是非とも来た下さいね」
「テレーゼ様がそう言って下さるのでしたら、是非まいります」
「日時は決まったら、お知らせしますね」
「お願いし
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