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やはり俺がネイバーと戦うのは間違っているのだろうか
14.やはり秘密とはばれるものだ
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企谷先輩」
「ん、木虎も一緒だったのか」
「あの明らかなその嫌な顔もどうかと思うんですけど」
だってお前がいたらバレるだろ。絶対。
木虎藍。嵐山隊の若きエースだ。一時期の新人ラッシュの中の一人でこの訓練で急病をたたき出したセンスの塊だ。
「いや、勘違いするな。お前が嫌なんじゃない。ボーダー隊員とバレるのが嫌なんだ」
「どこまで頑ななんだお前は」
奈良坂がこめかみを抑えながら言う。
「だってお前らな、もしバレてみろ。闇う「ああ、わかりましたわかりました」」
木虎に言葉を遮られた。おい、せめて最後まで言わせろよ。
「そもそも、お前の肩書を知って闇討ちをしようとするやつがいるとは思えないんだが」
「俺は自分のトリガーを持たされても嫌だぞ」
三輪。俺そこまで化け物じみてねぇよ。トリガーオンした相手に勝てるわけないじゃないですかやだー。
「それにしても、パッとした人がいませんね」
確かにさっきから見てて一分越せばいい方だ、って感じのやつらしかいないもんな。
「ん?っておいおい」
あるブースに目を向けると雪ノ下が普通の弧月を手に立っていた。何やってんのあいつ。
「クラス代表としてだろうな」
さらに奥に目を向けると我がクラスの葉山がやっていた。今更だが、葉山コールがうるせー。
訓練が開始されると、雪ノ下が明らかに遊び始めた。まるで舞うがのように、斬りつけながら遊んでいた。多分俺のためにタイムを伸ばしてくれてんだろうけど、えげつね〜。
結果、雪ノ下のタイムは9.8秒。丁寧に切り傷で俺に向けてメッセージ送ってし。こえーよ。文字は『GIve me something』。「後で奢れ」ってことでいいのかねぇ。
葉山は13秒だった。
「まあまあ早いですね」
「お前が言うと皮肉にしか聞こえねぇよ」
「お前が言えた口か」
そうでしたねはい。
「そういえば、比企谷って何秒だったんだ?」
「それは今嵐山さんが言うと思いますよ」
奈良坂の質問に総司が代わりに答える。だが、その真意は俺にもわかりかねた。どゆこと?
「すごいじゃないか!」
そういわれたのでとりあえず嵐山さんの言葉に聞き耳立ててると、葉山のことを絶賛していた。
「ありがとうございます」
「ちなみに嵐山さん。ボーダーでの最速は何秒なんですか?」
おい、雪ノ下お前何変なこと聞いてくれてんだ。お前らもお前らで、あ察しって顔してんじゃねーよ。総司まさかお前、仕組みやがったな!?
(あははは。まさか、さすがにそこまではしてませんよ。興味本位で最速の人が気になるだけです)
うわぁぁぁぁぁ。まじかよぉぉぉぉ。最悪だ。あの時調子に乗った付けがこんなとこで帰ってくるなんて。
「現在は2秒だな。ちなみに、うちの木虎が九秒で雪ノ下、君が最初にした時が確
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