暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第25話 敵の名はGTロボ!活性、グルメ細胞!!
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て喜んでくれました。でも私とアーシアさんが先輩の彼女だと知るとマンサム所長と一緒に目が出るほど驚いてました。ティナさんは驚くというよりスクープが合ったことに喜んでましたが……
「これがマンサム所長のフルコースね、どれも超高級品ばかりじゃない!」
「ていうかなんでこの人もいるし」
「いいんだリン、わしが許可した」
「そうそう!という訳だから取材していくわよ!」
ティナさんとリンさんはどうも馬が合わないようで言い争いをしていました、でもマンサム所長が「ハンサムって言った!?」と反応すると「「言ってない!!」と息の合ったツッコミをしていました。
「まったく、大人が揃いも揃って騒がしいもんだ。お前が一番静かだな」
先輩はそう言うと自分の背後に座っていたテリーに視線を向けました。
「来いよ、テリー。一緒に食おうぜ」
「クォン」
テリーは返事をするように鳴くと先輩に近づきすり寄っています。テリーが羨ましいです……
「私も食べようっと」
私は食事を再開して近くにあったお肉にナイフを通しましたがあまりの柔らかさに驚きました。まるで豆腐のようにスッと切れたんです。それをフォークで刺して口に運びました。
「美味しい……脂の旨味がゆっくりと広がっていきます」
初めて感じた触感と味に思わず頬が緩んでしまいます。流石世界の3割の食材が作られている研究所ですね、今まで見たことのない食材に心が躍ってしまいます。まあ私はほとんどの食材を知らないんですが細かい事は気にしないでいきましょう。
「おお、霜降り豆腐じゃないか。美味そうだな、後で俺も食べよ♪」
先輩の方を見ると凄い量の皿が積まれてました。私も負けていられませんね。
(あれ?先輩の顔の傷が治ってる……というかプルプルになってる)
先輩はさっきまで傷だらけだったのに今はまるでケアをしたかのように輝いていました。そういえばアーシアさんがマンサム所長がお酒を怪我にかけたら治ったのを見たと聞きましたがもしかして先輩も同じなんでしょうか?所長がグルメ細胞っていう私たちには分からない言葉を言ったらしいですし私たちはまだ先輩の全てを知っている訳じゃないんですね。
(でもアーシアさんも可哀想ですね、先輩を回復したかったでしょうに大丈夫だと言われて何もできなかったんですもんね)
先輩は悪気はないと思いますがアーシアさんも先輩を回復したかったはずですし後でさり気なく言っておいたほうがいいでしょうね。
「そういえばよ所長、今回の仕事の話だけど……」
「あ〜ん?仕事……ああ!?忘れとったぁぁぁ!!」
マンサム所長が慌てた様子で立ち上がりました。
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