暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第25話 敵の名はGTロボ!活性、グルメ細胞!!
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残骸に目を向ける、そこから虫のような何かが現れた。
「なんじゃありゃあ!?新型GTロボの核アンテナか!?醜っ!!ようし、コイツを狙え!!」
所長の指示でGTロボの核アンテナをレーザーが狙うが核アンテナはそれらをかわして逃げ出していった。
「あ、逃げちゃいました!?」
「ふむ、本部!あそこから一番近い出口はどこだ?」
『はい、Bゲートです』
「よし、わしの部屋のハッチをあけろ、音声も繋げてくれ……リッキー、聞こえるか?Bゲートから出てくる虫を仕留めるんだ!」
所長は本部の職員に指示を出し誰かに話しかける。そうか、所長のペットにあいつの撃退を頼んだのか。外の様子が映し出されたモニターにさっきの核アンテナが出てきたが突如バラバラに引き裂かれた、すぐそばにはパンサーに羽が生えたような猛獣が地面に降り立っているのが映った。
「わああ、おっきなパンサーさんです!」
「あいつはハイアンパンサーのリッキー、わしのペットだ。あいつには後でご褒美に好物のホロホロパフェを食わせてやるぞ」
前に会った時はまだ子供だったのにリッキーも大きくなったな、しかしリッキーのお蔭でGTロボを逃がさないですんだぜ。
「これで脅威は去ったか……バトルウルフはどうなったんだ?」
俺はコロシアムに戻り小猫ちゃんの傍に立つバトルウルフを見る。
「あ、先輩。終わったんですね……」
「小猫ちゃん、バトルウルフは……」
小猫ちゃんは涙を流しながら首を横に振った。そうか、立ったまま絶命したのか……
「死んでもなおこの風格……伝説の王者にこうして出会えたことを心より感謝したい」
俺は敬意をこめてバトルウルフに頭を下げる、そして悲しそうに母親の死体を見つめるバトルウルフに話しかける。
「まる一日は無理だったが少しでも一緒にいられてよかったな」
「クウン……」
バトルウルフの子供は近くにあったデビル大蛇の肉を咥えて俺の足元に置いた。
「なんだ、もしかしてお礼のつもりか?俺は別にお前の母親の仇を討つために戦ったんじゃない、個人的にあいつがムカついたから戦ったんだ。それにそのデビル大蛇の肉はお前の母親が命をかけて狩った獲物だ、だからそれはお前が食うんだ」
「……」
バトルウルフの子供は俺の言葉を理解したのかデビル大蛇の肉を食べた。
「そうだ、それでいいんだ。お前はこれから母親の分までこの世界を生きていかなくちゃならない。グルメ細胞に選ばれた者として……」
「……クウン」
「……不安か?」
俺はバトルウルフの子供の前に屈んで頬を撫でる。
「俺もお前と同じだ。俺も父さんと母さんが命に代えて俺を守ってくれ
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