ペルソナ3
1982話
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これがネギま世界であれば、どうとでもなるんだろうが……ペルソナ世界なんだよな。
となると、桐条グループで開発中の人型ロボットのテスト……とか、そういう扱いになるのか?
そんな風に思うも、取りあえずその辺りに関しては美鶴の方で上手い具合に調整してくれるのだと思う事にする。
「ふむ、岳羽の心配も分かるが、恐らく大丈夫だと思う」
事実、美鶴もこうやって言い切っているのだから。
「ただ、その……もしかしてアイギスが妙な行動をするかもしれないから、良ければアクセルと岳羽も私達と一緒に夏祭りを見て回ってくれないか?」
そんないきなりの美鶴の言葉に、ゆかりは即座に断る……と思いきや、少し考えてから頷きを返す。
「そうですね。アイギスの件は私も興味ありますし。それに……このまま放っておけば、色々と面倒が起きる可能性もありますから」
「いいのか?」
「いいのよ。それに、私だけだとちょっと不公平だし。……まぁ、自分に素直になれるかどうかまでは、私も手助けは出来ないんだけど」
後半は口の中だけで呟くゆかりだったが、一体何の事なのか、俺には理解出来なかった。
まぁ、ゆかりの様子を見る限りは何か致命的な事……って訳でもなさそうだし、その辺りはそこまで心配する必要はないだろう。多分。
ともあれ、そんな訳で俺とゆかり、美鶴、アイギスの4人で夏祭りを回る事になる。
この光景、傍から見れば俺が女3人を侍らせているようにしか見えないんだよな。
結果として、周囲にいる他の男達から、俺は嫉妬に満ちた視線を向けられる事になる。
ゆかりは美少女、美鶴は美女と呼ぶに相応しい容姿をしているし、アイギスも今の状況ではその手足の先とかは見えず、顔しか見えなければ間違いなく美少女と表現すべき容姿だ。
であれば、そんな視線を向けられてもしょうがないのかもしれないが……それでも、微妙に納得出来ないと感じるのは、どうしてなんだろうな。
もっとも、ゆかりだけを連れている状態であっても、多かれ少なかれこの手の視線は向けられていたのだが。
「あれはなんでしょう?」
夜店を見て回っていた中でアイギスの興味を引いたのは、型抜きの店だった。
型抜き……それにも色々と種類はあるが、一番多いのは食べられる型抜きだろう。
それを針で削っていき、見事にきちん成功させれば賞金が出るという奴。
ただし、これもまた紐のクジと同様にイカサマがある。
それも、例えばしっかりと削られているように見えても、判定する者の判断で駄目になるというのもあるらしい。
勿論そのようなイカサマをする者ばかりではなく、公平に判断する者も多いのだろうが。
ともあれ、この店は……
「ええっ!? ちょっ、これでも駄目なのかよ! 嘘だろ!?
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